DJI株式会社は、エベレスト山のクンブ・アイスフォールを継続的に測量する取り組みを収めた映像を公開した。ネパールのドローン企業Airlift Technologyが、標高6,000メートル超、気温マイナス20℃未満の環境で実施した空中測量オペレーションを紹介する内容だ。
同ワークフローは、DJI Matrice 4Eによる空中データ収集、DJI Terraによる3Dモデル生成、日ごとの比較分析で構成される。生成した3Dモデルにより、アイスフォール・ドクターはベースキャンプとキャンプ1の間にあるクレバス、地表変位、セラックの位置を事前に把握できるようになった。
クンブ・アイスフォールでは、登山シーズン前にシェルパのチームが徒歩で地形を調査し、はしごやロープを設置して登山ルートを整備してきた。Matrice 4Eは標高6,000メートル超で事前設定した飛行経路を飛行し、3平方キロメートル以上を3.5時間で測量した。
取得データはDJI Terraで処理され、3D Gaussian Splattingを含む再構築技術により、センチメートルレベルの精度で高精度3Dモデルを生成した。異なる時期のモデルを比較することで、氷の移動、不安定性の高まり、ルートの安定性などを確認できるという。