KDDIとKDDIスマートドローン株式会社は、携帯電話の電波が届かない上空で、au Starlink Directとドローンを接続した飛行制御に成功したと発表した。実証は茨城県高萩市で行われた。
同実証では、上空でモバイル通信が圏外となるエリアを飛行中のドローンが、au Starlink Directを介して機体制御信号とテレメトリーを送受信した。Starlink Mobileとドローンの直接通信による飛行制御は国内初だという。
これまでドローンの遠隔運航は主にモバイル通信を利用してきたが、地上と上空では通信環境が異なり、上空で圏外となるケースがあった。今回の結果により、モバイル通信だけでは飛行制御が難しい環境でも、衛星直接通信を使った運航の可能性を確認した。
今後は、総務省の「令和8年度地域社会DX推進パッケージ事業」の実証事業を通じ、モバイル通信とau Starlink Directのハンドオーバー、モバイル通信圏外エリアでの目視外遠隔運航などを検証する。災害対応、山間部での遭難者捜索、獣害対策、橋梁点検、地域の見守りなどへの活用を見込む。