DJI Agricultureは、かねてより注目を集めていた新型農業ドローンDJI Agras T70PおよびDJI Agras T25Pを、日本国内の正規代理店を通じて発売開始することを発表した。DJI Agricultureの12年にわたる研究開発の成果を結集したこれらの新機種は、より重いペイロードの運搬を可能にし、作業効率を一段と高めることで、多様な運用シナリオに対応する。さらに、業界をリードする安全システムと、完全自動化作業を支える高度なインテリジェント機能を搭載している。
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DJI Agricultureグローバルセールス責任者のYuan Zhang氏は次のようにコメントしている。
DJI Agricultureは10年前に日本市場へ参入して以来、地域の農家の皆さまと協力し、最先端のドローン技術によって水稲や果樹などの分野で従来の農業手法を革新してきました。次世代のDJI Agricultureドローンを通じて、農業業界にさらなる革新をもたらし、農家の方々がよりスマートで環境にやさしい方法で作業できるよう支援してまいります。
現在、DJI Agricultureのドローンは、日本の水田のおよそ30%で散布および播種用途に導入されている。高効率かつ低コストで知られることから、国内における農業用ドローンの需要は引き続き拡大傾向にもある。現在、日本国内には3万名を超える認定農業ドローン操作者が存在し、アフターサービス体制も全国100か所のサービスセンターへと拡大。地域密着型のカスタマーサポートネットワークの構築に注力してきた。
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Agras T70Pで作業効率をさらに向上
Agras T70Pは、作業効率を一層高めるための複数のアップグレードを実現。最大飛行速度は20m/sに向上し、より広範囲を短時間でカバーできる。積載能力は、散布時で最大70L、撒布時で最大100L、リフティング作業では最大65kgに対応。より高い流量と微細なミスト粒径を実現した新しい散布システムと新開発のリフティングシステムも備えている。さらに、搭載された新しい安全性システム3.0は、ミリ波レーダーとTri-Visionシステムによる高精度な障害物検知を実現し、よりスマートなルート選択と大幅な障害物回避性能の向上を達成している。
Agras T25Pで単独操作もコンパクトかつ柔軟に
Agras T25Pは、従来機のコンパクトで折りたたみ可能な設計を継承しつつ、20kg高精度スクリュー式散布システム4.0および安全性システム3.0を搭載している。散布作業時の最大積載量は20kg、流量は16L/分で、液滴サイズは50〜500μmの範囲をカバー。小規模圃場や単独作業に最適な設計で、持ち運びや設置も容易だ。また、空中マッピングや作物保護の完全自動運用にも対応。圃場や果樹園の測量をプログラムしたり、山間地の斜面で地形追従散布を行ったり、複数区画で連続的に散布・散剤処理を実施することが可能である。
