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HySEは、今年1月に水素小型モビリティにおける早期の課題抽出を目的として、世界一過酷なモータースポーツと言われるダカールラリーにおいて、今年から新設された“Mission 1000”カテゴリーに、研究活動で用いているモーターサイクル用水素燃料エンジンを搭載した「HySE-X1」で出場し、最終日まで走り切り、クラス4位となった。
2回目となる今回の参加では、高回転域の出力特性向上や低中回転域での燃費改善、水素タンクの増設などの新たな技術課題に挑戦するためにHySE-X1からエンジンおよび車体をさらに進化させた「HySE-X2」を投入する。
また、全世界で注目されるダカールラリーへの参加を通じ、HySEのプレゼンスや取り組みをアピールすることで、水素小型モビリティの実現に向けたグローバルで業界の垣根を超えた仲間づくりを引き続き図っていくとしている。
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なお、HySEは、11月18日から11月22日までベルギーのブリュッセルで開催される「EUROPEAN HYDROGEN WEEK」のHALL7・M20「Automobile Club de l’Ouest」ブースに「HySE-X2」(実車両)を展示する予定だ。
HySEダカール2025現地責任者甲斐 大智(スズキ)は、次のようにコメントする。
2025年のダカールラリーにエンジンおよび車体をさらに進化させたHySE-X2で参加することとなりました。2024年の「HySE-X1」で抽出した課題の対策効果を確認すること、エンジンのさらなる限界領域にチャレンジすることで水素小型モビリティ・エンジン技術へ貢献します。活動の内容は、HySEのInstagramでも発信しますので、応援のほど、よろしくお願いいたします。
水素燃料エンジン車「HySE-X2」の概要
全長×全幅×全高 | 4,000mm×2,000mm×1,900mm |
車両重量 | 1,250kg |
エンジン種類/弁方式 | 水冷4ストローク直列4気筒スーパーチャージドエンジン/DOHC 4バルブ |
総排気量 | 998cc |
水素タンク | 70MPa×4本(前回は3本、今回は車体レイアウトを改良し4本に増設) |
水素搭載量 | 7.2kg |