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Space BDは今回の選定を受け、同プログラム「超小型衛星ミッション公募#1」で選定されている超小型衛星「VERTECS」をH3ロケットで打上げを行う。
JAXA-SMASHは、大学、企業、JAXA が連携し、革新技術にも挑戦する超小型衛星ミッションを、民間小型飛翔機会を活用して実現するとともに、輸送サービス多様化を促す性質を持つ研究開発プログラムだ。
同プログラムを通した打上げ機会の拡充は、「中小・スタートアップ企業の宇宙産業への参入促進及び事業化支援」などに寄与することを目的としたもので、公募を通じて選定された企業(団体等を含む)や大学等がJAXAとの共同研究にて超小型衛星を開発し、その打上げは、民間の打上輸送サービスをJAXAが選定し調達する。
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同プログラムの打上輸送サービスは段階的調達スキームを通じて選定される。基本協定の公募を通じ一定の条件を満たすとして選定された基本協定締結事業者に対し、JAXAより打上条件が提示され、受注意思を示した基本協定締結事業者の中から1者が選定される。
今回の選定は、同プログラムとして初めてこの調達が行われたものだ。
Space BDは、同プログラムの打上げ輸送サービス調達に関する基本協定を2024年3月に締結したが、基本協定締結事業者4者において基本協定を締結し、今回の選定につながったという。
超小型衛星「VERTECS」について
「VERTECS(Visible Extragalactic background RadiaTion Exploration by CubeSat)」は、JAXA-SMASH超小型衛星ミッション公募を通じて選定された、「高精度姿勢制御6U衛星による宇宙可視光背景放射観測で探る天体形成史」ミッションを実現するための超小型衛星だ。
6Uサイズ(約10cm×20cm×30cm)の超小型衛星に小口径の望遠鏡を搭載して、宇宙背景放射を可視光で観測することで、天体形成史の解明を行うという。(
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Space BDの事業開発担当する久保 諒太氏は、次のようにコメントする。
この度、JAXA-SMASH第1回目の打上げ事業者として選定いただき、誠に光栄です。
当社は、これまで国際宇宙ステーションからの衛星放出や、多様なロケットの相乗りサービスを実施してきた実績を有しております。今回の打上輸送サービス選定に際し、やや特殊な打上げ条件をご提示いただきましたが、多様な打上げ手段を保有しており、現時点の基本協定締結事業者の中で、打上条件を満たすH3ロケット相乗りのご支援に繋がったと考えております。また、H3ロケット試験機2号機での経験も活かし、VERTECSミッション成功に貢献できるよう、チーム一同全力でご支援してまいります。