- Advertisement -
オアフ島の高地では、侵入したコキーコヤスガエルが以前の発生地点よりも高い場所で発見された。農務省は2024年6月、市民からの報告を受けて、山の風下、コオラウ山脈尾根道の頂上から約200メートル下でのコキーコヤスガエルの特徴的な鳴き声を確認した。
その後、ハワイ州自然資源局の林業・野生生物部(DOFAW)とオアフ島の侵入種委員会(OISC)が調査を行った。
コオラウ山脈の頂上より風下側に約13エーカーの森林が侵入されたと推定されている。この新たな発生地点は、対応策にいくつかの物流上の課題を呈している。遠隔地で急な斜面が人の足ではアクセスできず、また気象が非常に変化しやすいため、従来のホース式噴霧システムでは、非毒性のクエン酸添加物を水に混ぜてカエルを制御する方法が使えない。
- Advertisement -
DOFAWの現場スタッフは、高地でこのクエン酸処理を適用するためにドローン技術を使用することを計画している。農業と保全のドローン運用を専門としたヒロ拠点のアロハアイナドローンズがその作業を受託している。
ハワイでは、コキーコヤスガエルの密度が母国プエルトリコよりも遥かに高くなる。彼らの大声の鳴き声は住民を悩ませ、侵入カエルは地元の昆虫生態系に大きな影響を与えている。コキーコヤスガエルは現在ハワイ島に広がっており、カウアイ島、オアフ島、マウイ島での制御活動の対象となっている。
これまで、コキーコヤスガエルはコオラウ山脈の風下側の低地では検出されていない。コオラウ山脈の住民やコオラウ山脈尾根道やコオラウ山脈谷道のハイカーは、カエルの鳴き声に耳を傾けることが奨励されている。DOFAWとOISCのスタッフは、2024年10月2日のコオラウ山脈地区委員会の会議に出席し、このプロジェクトについての情報を共有し、質問に答える予定である。