この提携により、ドローン・ロボット等を活用し、平時および災害時の医薬品等の供給に関する課題に対応し、持続的で安定した供給体制の実現を目指すという。
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本提携の背景と目的
物流業界全体では「2024年問題」に起因するドライバー不足、サービス品質の低下、コストの増加といった課題への対応が求められています。中でも医薬品物流においては、製品の特性上、正確かつ安定した物流体制の構築が求められる。
また、近年、頻発し激甚化する震災や豪雨などの大規模災害による道路破損や交通インフラの機能不全リスクが増しており、被災地域における避難所、病院、救急医療現場への医薬品供給が困難になることが懸念されている。
このような社会背景を踏まえ、ブルーイノベーションと東邦ホールディングスは、ドローンポート(BEPポート)を拠点にドローンやロボット技術を活用し、平時及び災害時いずれにおいても正確且つ安定的な供給ができる医薬品物流の強靭化を実現していくとしている。
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関係者のコメント
ブルーイノベーション株式会社 代表取締役社長 熊田 貴之氏
当社は2016年より国土交通省や東京大学と物流のためのドローンの離発着場の共同研究を行い、ドローンポート(BEPポート※1)を開発し、現在ドローン物流の社会実装を推進しています。また、近年増えている災害に対し、ドローンポートを活用した災害時支援も行っており、豊富な実績※2を有しております。
東邦ホールディングス様との連携を通じ、医薬品業界に革新的な物流ソリューションを提供できることを大変嬉しく思います。物流用ドローンポートの普及を推進し、平時と災害時の両方で安定した医薬品供給に貢献していきます。
東邦ホールディングス株式会社 代表取締役CEO兼CFO 枝廣 弘巳氏
当社グループは「安心・安全な医薬品流通」を社会的使命とし、物流センターへの最先端技術の導入や、有事に備えたBCPの強化などを進めてまいりました。また、遠隔地やアクセス困難な地域への医薬品・医療機器の安定的な配送も私たちが取り組むべき重要な課題であると考えております。このたびのブルーイノベーション様との提携により、ドローン・ロボット技術を用いた医薬品配送を実現し、医薬品物流における課題解決とサービス品質の向上を目指してまいります。