Specialized BicyclesのeMTB「Turbo Levo SL Comp」、超軽量による乗りやすさと高い走破性を両立

完璧なハンドリング性、走破性を備え、さらに多くのトレイルを速く走れるアシストパワーを発揮する。

各部が巧みに機能し合うバイクに乗ると、身体の下で消えるような感覚を得られるという。重量を極力削減し、レスポンスの良い走りを実現。激しいライドに耐えうるほどタフでありながら、タイトコーナーを軽快に駆け抜け、ロックガーデンで思い通りのラインを狙える。これ以上ないまでに熟成されたジオメトリー、サスペンションキネマティクス、ショックチューニングが体感できるとしている。

GENIEを内蔵

GENIEは特許出願中のエアスプリングテクノロジーだ。トレイルライダーの次の願いを叶えるという。

• コイルショック並みに高いグリップとトラクション
• 通常のエアスプリングより優れたボトムアウト耐性
• トラベル中間域と終盤のサポート性を独立してチューニングできる機能

GENIEは、「バンプゾーン」までコイルスプリングのリニアなスプリング曲線でコントロール性を高め、そこからトラベル終盤まではエアスプリングのプログレッシブなスプリング曲線へと切り替わり、ボトムアウトを防ぐ。コイルショックとエアショックの良いとこ取りとなっている（S2～S6サイズに搭載）。

GENIEショック技術により、前回の「バイク・オブ・ザ・イヤー」受賞モデルStumpjumper EVOよりも16.3％優れたバンプ性能を実現。これにより、同じ大きさのバンプでもより多くのサスペンショントラベルを活用できる。

GENIEは標準的なエアスプリングショックに比べてトラクションロスの時間を57％削減。コイルのような滑らかな性能を発揮し、ホイールが地面に接触している時間が通常のエアスプリングよりも長くなる。

実地テストにより、GENIEは標準的なエアスプリングに比べて深刻なボトムアウトの発生を39％減少させることが確認されている。

コントロール性最優先のジオメトリー

Levo SLのデザインは、パフォーマンスとコントロール性にすべてをフォーカスしている。レスポンスと剛性に優れ、横方向のたわみを最小限に抑えてパワーを効率良く伝達できるようカーボンファイバーを一枚ずつ配置している。

低めのBBハイトと寝かせたヘッドアングルはフロントエンドのトラクションを高め、狙い通りのラインでコーナリングを可能にする。ヘッドアングルは63、64.25、65.5度の3種類に変更でき、トレイルに合わせて安定性や機敏さを選べる。

マレットホイール対応

29インチのフロントホイールは、荒れたセクションを飲み込むような高い安定性を発揮。対する27.5インチのリアホイールは、チェーンステーを短めに設計できることから、レスポンスに優れた機敏な走りを可能にする。リアホイールも29インチにして転がりの良さやトラクションを得るには、ピボットリンクのチップを引っくり返すだけと簡単だ。

TURBOオペレーティングシステム

フレームにシームレスに組み込まれたオペレーティングシステムは、トルク、航続可能距離、作動感、ライドクオリティー、信頼性、エクスペリエンスのすべてで高いパフォーマンスを約束。目に見えない手で背中を押されるかのようにもっとたくさん走り、ライドを詳しく分析し、超人的な気分を楽しめるという。

Specialized SL 1.2モーター

他のモーターにはないスムーズな動作や静粛性を持ち、前作よりトルクは43％アップの50Nm、パワーは33％アップの320Wへ進化している。ライダーの漕いだ力を倍増させる。320Whのバッテリーはフレームとシームレスに一体化し、Ecoモードで最長5時間のアシスト走行が可能。別売りの160Whのレンジエクステンダーはボトルケージにぴったり収まるサイズで、航続可能距離を約50％伸ばせる。

バイクとライダーを一つに

Specializedが誇る最先端e-BikeコントロールユニットのMasterMind TCUは、Turbo OSやSpecializedアプリとシームレスに接続。MicroTuneでのアシストパワーの細やかな調整や、無線アップデートによるパフォーマンスの最適化などを行える。また、Specializedアプリを介して、モーターセッティングをカスタマイズしたり、Turbo System Lockといった高度なセキュリティ対策が可能だ。

主要コンポーネント

• FOX FLOAT 36 Rhythmフォーク：調整機能を簡素化してコストを抑えたフォーク
• SRAM Maven Bronze：放熱性に優れたCenterlineローター採用のハイパワーブレーキ
• SRAM AXSドライブトレイン：SRAM Eagleのワイドなギア比のカセットとワイヤレスディレイラーを採用
• X-Fusion Maniac：シンプルなケーブル内装式ドロッパーポスト

Peerlessなハンドリング

どんなに手強いトレイルでも、自信を持って走り抜けるように設計されたLevo SLは、軽快で反応性が高く、ジャンプやトリックも自在にこなせるが、厳しい衝撃にも耐えるタフさを持ち合わせている。

性能

Levo SLのジオメトリーは、3つのヘッドチューブ角度と、混合ホイール設定（または単一ホイール設定）で自由に調整できる。Ride Dynamicチューニングサスペンションにより、小さな凹凸から大きな衝撃まで、さまざまな状況で賢くサポートし、底付き感のない快適な走行感を提供する。

クラスをリードする増幅力

高い性能とハンドリングを実現した後、Specialized SL 1.2モーターの驚くほど自然なパワーで体験をさらに向上させた。このモーターは前モデルよりも43％のトルクと33％のパワーがアップし、完全に統合された静音設計だ。

シャーシとジオメトリーテクノロジー

Levoが最高の走行体験を提供するためのテクノロジーはシャーシ設計、Specialized Ride Dynamics、ジオメトリー、さらにはスタイルや地形に合わせたジオメトリーやホイールサイズのカスタマイズが可能。

Specialized SL 1.2 システムテクノロジー

Specialized SL 1.2システムの自然な乗り心地、パワー、トルク、重量、バッテリー、走行距離、接続性について深く掘り下げ、前モデルよりも40％静音化された。

仕様

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