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このプロトタイプモデルは量産を前提としており、2025年をめどに市場に投入する予定だ。本公開に先駆け、ジヤトコとホダカはジヤトコ製ドライブユニットを搭載した電動アシスト自転車の量産ビジネスの実現に向けた覚書(MOU)を締結しており、両社は今後共同で認証取得などを目指すとしている。
ジヤトコは、自動車のトランスミッションメーカーとして、これまでに1億2,900万台以上のオートマチックトランスミッション(ATおよびCVT)を世界中に送り出してきた。
クルマの電動化に伴い、今後、e-Axleなどの電動パワートレインを市場に供給する計画だ。また、ジヤトコは、自動車の電動パワートレインの技術を活かし、電動アシスト自転車用にモーターと変速機を一体にした2-in-1のドライブユニットも開発している。
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今回、ホダカとMOUを締結し、ジヤトコは2024年9月以降、評価・認証などのためにドライブユニットをホダカに供給し、同社の競争力のある電動アシスト自転車の開発・生産・供給に貢献するという。また、両社は、本ユニットを搭載した電動アシスト自転車の拡販活動においても協力し合うとしている。
ジヤトコのコーポレート事業推進部門の部門長で常務の小川英二氏は、次のようにコメントした。
ホダカはシティサイクルからスポーツバイクまで様々な独自ブランドを有する国内トップメーカーの1つであり、今回両社共同で量産ビジネスを目指せることを非常に嬉しく思います。ホダカとのビジネスは、当社の新しい挑戦である自転車用ドライブユニットを国内の幅広い層のお客さまに認知してもらえるチャンスであり、ビジネスのさらなる拡大にも期待しています。
ホダカ株式会社取締役 企画開発部の部長である雀部庄司氏は、次のようにコメントした。
ジヤトコのドライブユニットはモーターと変速機が一体となった2-in-1システムであり、コンパクトかつ自由度の高い設計が可能です。また、自動車のトランスミッションで磨かれた高い品質にも期待しています。