「FLIGHTS POINT」のリリース背景
「FLIGHTS POINT」とは、「FLIGHTS SCAN 」を用いて取得した計測データおよびIMUによる姿勢情報等と、GNSS情報などから取得したシステムの位置情報をかけ合わせ高精度な点群を生成する後処理用ソフトウェア。
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より高精度な後処理点群データを生成するためには、取得した計測データを読み込ませる以外に、より正確な位置情報を計算するためのレバーアーム値(レーザーセンサー、GNSS、IMUの相対的配置)の計算および入力や、解析に利用する情報を取得するため複数のツールを並行利用したりするなど、利用者側に高度なスキルが求められる場面がある。
そこで、FLIGHTSではこれらの複雑な調整を自動化し、さらには熟練の技術者にとっても満足いただける高いクオリティのデータ生成を可能にするソフトウェアとして、従来の点群生成ソフウェアをリニューアルし、より効率化された「FLIGHTS POINT」提供を開始する。
本ソフトウェアの提供開始により、当社で提供する、飛行計画を最短10分で作成する「FLIGHTS PLAN」、高性能なIMUを持つドローン搭載型LiDAR「FLIGHTS SCAN」、取得した計測データから高精度な点群データ生成を行う「FLIGHTS POINT」の3つのサービスを効率的に組み合わせることで、事前準備からデータ生成までを効率的かつ求める精度を安定的に追求できる連続したサービスの提供が可能となった。
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「FLIGHTS POINT」の特徴
ワンクリックで点群データを自動生成
データをPCにインポートし、読み込ませるだけで自動で高精度な点群データを生成を行う事が可能となるため、複雑な工程が一切なく活用できる。
高いクオリティでのデータを生成
「FLIGHTS POINT」では、データを読み込むだけで、熟練の技術者が満足する水準でのデータ出力が可能。
日本のジオイドモデルにも対応
「FLIGHTS POINT」では、日本のジオイド2011(GSIGEO2011)にも対応。また令和6年度中に国土地理院よりマニュアル公開予定の航空重力測量による高精度ジオイドにも順次対応を進め、日本におけるUAV搭載型レーザ測量の高精度点群データ生成を実現していくという。
「FLIGHTS POINT」の今後の展望
- 調整用基準点の登録およびオフセット機能の追加
基準点を4点まで登録でき、基準点間の平均のずれを調整数値として適用する「オフセット機能」を追加予定。 - 各種帳票のスムーズな作成を実現
地形追従飛行計画作成サービス「FLIGHTS PLAN」との連携を強化し、各種帳票の作成をより簡単かつ効率的に行うことができるよ。これにより、作業の効率化とともに、より質の高いデータ管理を実現する。 - SLAM点群生成への対応強化
現在もGNSSの信号が少ない、もしくはない環境でも解析を行うことは可能だが、精度には限界がある状況だ。今後は、「FLIGHTS SCAN」のSLAM技術を使用した解析にも対応することで、より高精度なデータ解析を実現していくという。