今回は、JR北海道が4月に発表した「JR北海道 廃線跡地活用イノベーションプログラム」 の事業開始第1号だ。
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廃線跡地を活用した事業の概要
場所は、新冠 判官館トンネル付近(約1.16km)となる。
- ①ドローン操縦資格取得のための訓練スクールの運営
この訓練スクールでは、新冠町の日高判官館青年の家で二等無人航空機操縦士の資格取得に必要な訓練をしたのち、 廃線跡地で実地訓練を行う。 - ②ドローン物流の実現に向けた長距離飛行訓練場の運営
ドローン物流を実現させるためには、操縦者の技術だけではなく、電波の不安定な場所での対処を、ドローンの制御プログラムに実装するための飛行テストが必要だが、判官館エリアは、廃線跡地の上空を長距離飛行できること、小高い山が電波を遮ることなど、訓練に適した要素が揃っている。 - ③各種点検用ドローンのAI 「Drone View」 の開発
mmガード社では既に太陽光パネル点検に活用するAIを開発した実績があり、新たな分野で活用できるAIの開発を廃線跡地で行う。
主なスケジュール
- 2023年11月 判官館エリアで、点検用AI開発のためのデータ収集開始
判官館エリアで、ドローンスクールでの屋外飛行開始 - 2024年8月 産業用ドローンのデモフライト(見本市) の開催
- 2026年 物流ドローン実用化に向けた最終飛行テスト
JR北海道、廃線跡地をドローンフィールドに。さらにAIによるロボット線路点検の開発拠点に
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