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CO2排出量削減の機運が高まるなか、水素はCO2を排出しないクリーンなエネルギー源として注目度が高まっている。一方、小型の空冷式水素燃料電池については、市場に導入されて間もない段階にあることから、活用を推進する上で認知度の向上と市場規模の拡大が重要だ。
ネクスティ エレクトロニクスは、環境への負荷軽減および長時間稼働の実現に着目し、水素燃料電池のさまざまな用途への活用について検討を重ね、このたび水素を動力とする水上ゴミ回収ドローンを開発した。
開発にあたり、水素燃料電池と他の機器における技術的な動作整合が必要となる。そこでセミカスタムが容易であり、ネクスティ エレクトロニクスが代理店を務めるSpectronik Pte. Ltd.社の水素燃料電池(Protiumシリーズ)を使用し、開発を進めた結果、リチウムイオンバッテリーを用いた水上ドローンと比較して、航続距離を2倍に延ばすことに成功した。
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水上のゴミ拾い用として開発されたこのドローンは、1回の水素充填で約4~16時間の稼働を想定している。
ネクスティ エレクトロニクスは、これまで水素燃料電池を活用した電動ラジコン草刈り機や空中ドローンの開発において、水素燃料電池の搭載における技術サポートを実施してきた。
今後も無人搬送車やゴルフカート、空中ドローン、ロボット、農機具など、さまざまな機器への導入を進め、水素燃料電池の活用範囲を拡大し続けるという。
本開発における協力企業さま
JFEコンテイナー株式会社
株式会社シバックス
株式会社ハフト
株式会社平泉洋行
(順不同)
なお、今回開発した水上ゴミ回収ドローンは、10月17日~20日に幕張メッセで開催される「CEATEC 2023」の当社ブースにて展示する予定だ。