AC101 connectについて
日本の圃場にあわせて提供してきた従来のAC101のメリットはそのままに、AC101 connectは、より精密でより高度な散布を可能とする機体プラットフォームへとアップデートした。
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具体的には、Auterionとの戦略的な業務提携にもとづき開発したNTTイードローン製フライトコントローラーをはじめ全ての制御基板、送信機、散布装置等を、より高機能なハードウェアへと一新した。
そのうえで、通信を介して様々なアプリケーションやデータと、安全安心に連携可能なソフトウェアを開発実装することで、より精密でより高度な散布や、より安心でより安全な運用を推進していくという。
軽量コンパクト
日本ならではの狭く変形した圃場でも簡単に、そしてご高齢の方や女性でも手軽に扱える機体サイズだ。コンパクトながらも散布幅5mと散布効率も抜群という。
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バッテリー1本で最大2.5ha散布可能
圧倒的な飛行時間で、バッテリーの残量を気にすることなく安心して散布することが可能。
より精密・より高度な自動航行
ネットワークRTKに対応し、より精密な自動航行が可能だ。GNSS(GPS等)もアップデートし捕捉可能な衛星の数が増えるため、自動航行以外のフライトモードの精度もより安定する。
データ連携
BASFデジタルファーミング社・BASFジャパン株式会社が国内で提供する栽培管理支援システム「xarvio® FIELD MANAGER」の地力マップとのデータ連携により、送信機(プロポ)に可変施肥を支援する圃場マップを表示する機能等の提供を予定している。(提供時期:2024年夏以降)
「みどりの食料システム戦略」への貢献を目指して
NTTイードローンは、AC101 connectを通じて、政府が推進する環境負荷の低減を図りながら、持続可能な農山漁村の創造やサプライチェーン全体を貫く基盤技術確立と連携(人材育成、未来技術投資)等を目指す「みどりの食料システム戦略」への貢献を目指している。そのため、機体の開発や提供にとどまらず、その周辺領域に広がる以下のような取組もより一層強化していくという。
環境負荷低減への貢献
- ・バッテリーのリサイクルによる資源の有効利用への貢献
- ・国内開発製造による物流CO2削減への貢献
- ・可変施肥の高度化による肥料削減への貢献
持続可能な農山漁村の創造への貢献
- ・デモ会を通じた農業ドローンを利用したスマート農業に関する情報提供
- ・行政におけるドローンを用いた一斉防除や鳥獣害対策の支援
- ・地域の農業を支える新規参入者(女性、高校生、異業種等)の拡大支援
サプライチェーン全体を貫く基盤技術の確立と連携(人材育成、未来技術投資)への貢献
- ・ドローンの制御装置やデータ利活用サービス等の開発の継続強化
- ・農業ドローンの安全な運用に資する教官・整備士・操縦士の育成
Auterionと共同開発したNTTイードローン製フライトコントローラー(日本国内生産)
AC101 Connectの詳細な仕様は、10月11日公開予定だ。
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なお、10月11日~に幕張メッセで開催される「第13回農業Week」や11月29日~に東京ビッグサイトで開催される「2023国際ロボット展」に出展予定だという。