日本科学未来館「NEO 月でくらす展」で「夏休み自由研究フェス」開催

同イベントは、月面探査ローバーの操縦体験や宇宙日本食の研究、月着陸に挑んだHAKUTO-R月着陸船のペーパークラフトなど、月面や宇宙空間でのくらしを体験しながら楽しく学べるさまざまなコンテンツを用意している。

イベント開催概要

プログラム内容

変形型月面ロボットSARA-Qからはじまる宇宙のおもちゃ！アイデア求む！

玩具会社と宇宙のおもちゃを一緒に考えることを通して、宇宙が身近で楽しい世界であると感じてもらうワークショップです。SORA-Q（ソラキュー）開発秘話の後、宇宙おもちゃのアイデアをみんなで一緒に考えていく。

月面の世界を体験！～月面プラント視察ツアー～

2040年代の月面ってどんなところだろうか？みんなが大人になっている頃にはきっと誰かがそこに住んでいる。人が生きていくのに必要な水や、月からロケットを飛ばすための燃料はどこから来るのか。そんな水や燃料をつくる設備「月面プラント」はどのような姿をしているのか。VRで月面を探検してみる。

将来宇宙で活躍!? 次世代の電池「固体電池」について学ぼう

「液体」が入っている電池と「固体」電池は何が違うのか？固体電池のデモンストレーションや、液体電池の作製実験を通して、電池のしくみと固体電池について楽しく学ぶ。また、月面探査プログラムHAKUTO-Rのミッション1で行われた実証実験についても紹介する。

宇宙日本食大研究！リポビタンの宇宙日本食を食べてみよう！きみも審査官になりきって、宇宙日本食を採点だ！

リポビタンの宇宙日本食誕生秘話を通じて、宇宙日本食について学ぶ。宇宙飛行士を支える人々の思いは？ 宇宙に行くとどんな気持ちになるの？などを一緒に考える。さらに、宇宙日本食「リポビタンJELLY FOR SPACE」（宇宙日本食の区分：飲料）の試食体験や審査官になりきって宇宙日本食を採点することで宇宙での生活を想像する場を提供する。

宇宙飛行士トレーニングを体験しよう！離れた仲間と行動できるかな？

宇宙で活動する宇宙飛行士は、重要かつ困難なミッションをチームで遂行する。搭乗員はわずか数名で、国籍や専門の異なる者たちが集まった混成チームのため、チームワークやコミュニケーション能力が求められる。この企画では4人一組のチームを結成し、離れた仲間とコミュニケーションを取りながらミッションをクリアするための音声通信システムを糸電話で制作。音声通信システムを使って、宇宙飛行士のトレーニング（簡易版）に挑戦する。

JAXA職員と一緒に月・火星探査の世界を想像・体験しよう！

3部構成。JAXAの月・火星探査を推進する国際宇宙探査センターの職員によるアルテミス計画など世界の探査活動の紹介、月・火星探査ミッションに取り組むJAXA職員に直接質問ができる大質問会、月・火星に関するデジタルコンテンツ体験会を実施する。

月面探査ローバーを操縦しよう！月面探査ゲームもあるよ。

今年、月面着陸に挑戦した月面探査プログラム HAKUTO-Rで、開発中の実物大ローバー（プロモーション用デザイン）の操縦を体験できる。ローバーのカメラから送られてくる映像やセンサーの数字を確認しながら探査地点のゴールを目指す。操作はタブレットのタッチパネルにより、子どもでも本格的な月面探査の体験が可能。水資源を集めるゲームMOON DRIVEも体験できる。

図鑑NEO「月の図鑑」を作ろう

「NEO月でくらす展」で学んだこと、体験したことをもとに、新しい「月の図鑑」を作る。参加者全員に、「小学館の図鑑NEO［新版］宇宙」などを参考に作った、図鑑NEO特製「月ワークシート」を配布する。月と地球のちがいなどを調べ、「月の図鑑」の表紙も描く。「月ワークシート」は、夏休みの自由研究や「小学館の図鑑NEO×HugKum 自由研究コンクール」にも活用できる。

月着陸船のペーパークラフトを組み立てよう

今年、月面着陸に挑戦した月面探査プログラムHAKUTO-Rで開発したランダー（月着陸船）を、内部の構造や役割などを学習しながらペーパークラフトを組み立てる。ランダーってどうしてこんな形をしているのか、どうやって飛んでいるのかなど、HAKUTO-Rのランダーについて学べる

イベント参加案内

• 全てのプログラムは参加費無料。ただし、当日有効な特別展「NEO月でくらす展」のチケットが必要
• 各プログラムは事前予約なし、当日10：00より1階の特別展入場口付近の「夏休み自由研究フェス受付」にて参加券を配布する。　※先着順。定員に達し次第受付終了
• 実施日・内容は変更になる場合がある。最新情報は同展公式サイトを確認すること

「NEO 月でくらす展」とは

「NEO 月でくらす展 ～宇宙開発は、月面移住の新時代へ！～」は、月が秘める無限の可能性とそれが人類に与えるインパクト、そして何より宇宙開発への夢をかきたてながら、未来の月面での生活を疑似体験できる新感覚の体験型展覧会。

月に水が存在する証拠が発見されたこともあり、人類が実際にくらすためのさまざまな研究や開発が今まさに計画されている。同展は、人類が夢みる「月移住」が実現した世界を科学的な知見をもとに描き出し、月に住む一員になりきってその「くらし」を体験しながら、楽しく宇宙を学べる展覧会だ。子どもたちが新たな宇宙の体験学習を通して、月を身近な存在と感じられる機会を提供するとしている。

未来館と、「図鑑NEO」を展開する小学館など各社が協力し、宇宙についての知見と未来への想像力を集結させることでつくりあげた、月面移住の世界を楽しまる。

「NEO 月でくらす展」開催概要

▶︎日本科学未来館