同ショートムービーは、今、最も新しい撮影方法とされるXRスタジオで全編撮影され、宇宙へお客さんを送迎する未来のタクシーをイメージしている。
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テーマ
MKがタクシーの未来を提唱。江戸時代の駕籠(かご)から始まり、人力車、辻馬車、自動車へと進化したタクシーの未来を「イマジネーションが未来を創造する」をコンセプトに「XRショートムービー」で描く。
ストーリー
20XX年、未来の地球での移動は空飛ぶ自動車になり、目的地を登録するだけの未来になっていた。運転は概念として残り、責任という言葉に変わった。また、移住を視野に宇宙開発は進み、宇宙での仕事や観光も増えていた。宇宙では、自動運転とそうでない部分が残った。
登場するドライバー(安倍乙)は3年の会社員の日常が怠惰と感じ、ドライバーへと転職してきた。ある日、仕事を終えた夜に、自動運転の車の中でジョージ・ギボットのベラ・ノッテ(美しい夜)という曲が流れてきた。その曲を聞きながら宇宙に思いを馳せた。これが彼女のドライバーへ転職の動機だった。
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夜空の先に宇宙がある、目的地の入力もするが、自動運転を解除し、宇宙を自由に案内できる時間が持てる。その時間に自分なりの美しいものを見つけて、お客様に提案ができる。彼女はそこに生きがいを感じドライバーになった。
技術
今回のショートムービーは、XR撮影(バーチャルプロダクション)と呼ばれる撮影方法で、現実世界かのようなCG背景に、演者がリアルタイムで合成され、後処理(ポスト処理)なくその場で映像が完成していく方法によって撮影されている。
全てスタジオで撮影を行うため、天候に左右されず、セットチェンジは事前に制作したデータを読み込めばよい。カメラや照明はCG環境と連動しているのでそれぞれを変えればすべてに映像上に反映される。単に撮影時間の短縮を行うものではなく、クリエイティブに最も時間を使える点で、これからの撮影のためのソリューションだとしている。