ソニーグループ株式会社(以下、 ソニー)は、宇宙から地球や星々を撮影できる超小型人工衛星「EYE(アイ)」が2023年1月3日(米国東部時間)に米国・フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍施設にて打ち上げが行われることを発表した。 本衛星は、 ソニーが東京大学とJAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)とともに推進する「STAR SPHERE」プロジェクトのもと、 開発を進めてきた。2023年春頃から世界初となる宇宙からの撮影体験の提供を開始する予定だという。
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撮影サービスついて
「EYE」による宇宙からの撮影体験は、一般向けサービスとして「宇宙撮影ツアー」と「宇宙撮影プレミアム」を2023年春頃に展開を予定。いずれも、シミュレータを活用することで人工衛星の操作体験を通じて宇宙とつながる世界初のサービスとなる見込みだという。
宇宙撮影ツアー
著名人などの特別ゲストやソニーがおすすめの衛星軌道をツアー形式で案内するサービス。特定の衛星軌道の魅力や見どころなどの説明を含め、コンテンツ毎のシナリオに沿って、宇宙旅行に参加しているような体験を提供する。
撮影条件となる衛星軌道やカメラワークは予め決められており、ユーザーはそのうち10分間程度の中から好きなタイミングでシャッターを押すことにより静止画を撮影することができる。ユーザーは、任意の日付やゲストを基にツアーを選択することが可能だ。
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宇宙撮影プレミアム
「EYE」が地球を一周する約95分間の中から任意の10分間、カメラワークを全てユーザーが指定し、静止画や動画を撮影できるサービス。ユーザーは、被写体、カメラワーク、カメラ設定を自由に設定することが可能。
このほかにも、撮影体験を活用した、現代芸術作家杉本博司氏を始めとした国内外のアーティストやクリエイターとの「宇宙視点の芸術」の創作活動や様々な企業との協業に取り組むことで、新たな価値観や感動体験の創出をさらに拡大していくという。