DJIは、「Mavic 3 Classic」を発表した。公式オンラインストア、認定ストア、正規販売代理店より予約注文が可能。展開ラインアップと希望小売価格は以下の通り。
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- Mavic 3 Classic(機体単体):税込216,700円
送信機や充電器が同梱されないため、すでにDJIドローンを所有し、Mavic 3シリーズにアップグレードしたいユーザーに最適(DJI RC-N1、DJI RC、DJI RC Pro送信機のいずれも互換性あり) - Mavic 3 Classic(RC-N1付属):税込229,240円
充電器とDJI RC-N1送信機 - Mavic 3 Classic(DJI RC付属):税込252,670円
充電器とDJI RC送信機 - Mavic 3 Fly More Kit Plus:税込76,560円
インテリジェント フライトバッテリー×2、バッテリー充電ハブ(100W)、65Wカーチャージャー、低ノイズプロペラ(1組)×3、DJI ショルダーバッグ
Mavic 3シリーズ同様、Mavic 3 Classicは4/3型CMOSセンサー搭載20MPカメラ、最大飛行時間46分、O3+伝送システムに対応している(望遠カメラは非搭載)。
既発の送信機DJI RC ProやDJI RC、DJI RC-N1と互換性があり、優れた操作性と飛行を楽しめ、ドローンを使用する映像クリエイターは手軽に撮影キットをアップグレードできるとしている。DJI クリエイティブ ディレクター Ferdinand Wolf氏は次のようにコメントしている。
Wolf氏:Mavic 3シリーズはドローンの可能性の新たなスタンダードを築いてきました。オリジナルのMavic 3やMavic 3 Cineはドローン空撮映像のクオリティを映画でも使用できるレベルへと引き上げ、Mavic 3 Enterprise(Mavic 3E、Mavic 3T)はプロが活用する産業分野の業務で活躍しています。
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そして今回、Mavic 3シリーズの代表的特徴である優れたイメージング性能と高い安定性を実現した操作性を、より多くのクリエイターに体験していただきたい想いでこの製品を開発しました。Mavic 3 Classicを発売することにより、さらに多くのクリエイターがこの最高品質の撮影ツールを使い、従来では収まりきれない、さらなる創造性を発揮するところをぜひ見てみたいと思っています。
Mavic 3 Classicに搭載された4/3型CMOS Hasselbladカメラは、動画撮影ではH.264とH.265コーデックでの5.1K/50fps、4K/60fps、1080p/60fps動画撮影に対応。スローモーション撮影では、4K/120fpsと1080p/200fps撮影が可能だ。
焦点距離24mm(35mm判換算)のカメラレンズはf/2.8~f/11の絞り調整ができ、12.8ストップのネイティブダイナミックレンジに対応している。さらに多くの光を取り込める20MPセンサーにより写真撮影では12-bit RAW、動画撮影では10-bit D-Logで映像を処理するため、鮮明な色合いで明暗部を細部までクリアかつ正確に捉えるという。
Mavic 3 Classicに搭載されているカメラはHasselbladの研究開発をもとに設計され、人間の目で見た感覚に近い色合いで細部まで撮影可能。ハッセルブラッドナチュラルカラーソリューション(HNCS)により自然で忠実な色合いで写真や動画を出力でき、ハイダイナミックレンジを誇るHLGシステムでは、後編集で色調整の必要がない映像を撮影できる。日の出や夕暮れ時のような低照度環境での撮影でナイトモードを使用すると、ノイズの少ない、鮮明な映像を撮影できる。
Mavic 3 Classicは購入後、複雑なセットアップが不要で、シンプルで使いやすい操作画面でDJIのパワフルな飛行技術をスムーズに操作できる。また、カスタム機能を使うことで高精度な制御が実現し、共有/編集/後編集用に写真や動画データを簡単に出力可能だ。
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Mavic 3 Classicは他のMavic 3シリーズと同じバッテリーを使用し、最大飛行時間46分を実現。O3+伝送システムにより、最大15km(日本国内は8km)先まで1080p/60fps動画を伝送でき、撮影や飛行操作の精度が向上した。
Mavic 3 Classicには、自動トラッキングや自動撮影といったインテリジェント機能が多く搭載され、初飛行でも手軽に使用できるという。ActiveTrack 5.0は複数のビジョンセンサーを使い被写体を認識、機体とカメラを動かしフレームに被写体を捉え続け、プロ品質の映像を撮影する。マスターショットは撮影と編集を自動で行うことで、映像制作プロセスがシンプルかつ効率的になり、空撮初心者でも思い描く映像を簡単に作成できるとしている。
Mavic 3 ClassicはDJIパイロットから人気のある自動撮影モード、クイックショットや定番のタイムラプス、ハイパーラプス、パノラマ撮影にも対応。新機能のクルーズ制御ではドローンの速度を設定し、一定速度で飛行させることができるため、手動操作で発生していたカメラの揺れも最小限に抑制され、パイロットは撮影に集中できるという。
また、撮影後、機体からRAW映像を転送する操作がこれまで以上に容易になった。高速クイック転送を使用するとWi-Fi 6を介し、ドローンからモバイル端末に最大80MB/sの速さで写真や動画データを直接ダウンロードでき、転送時に送信機と接続が不要だ。
Mavic 3 Classicには安全機能が豊富に搭載されており、壮大な風景を空撮している時でも、危険や他の機体を回避する。8個のビジョンセンサーが全方向の障害物を検知、APAS 5.0システムはその情報を駆使し、障害物を回避する飛行ルートを計画、それに沿った飛行を実行。アドバンストRTHを使用すると半径200m先の環境をスキャンしながら、ホームポイントまでの最適な飛行ルートを計画し、機体を帰還させる。
Mavic 3 ClassicはAirSenseシステムを搭載し、付近を飛行中の航空機やヘリコプターから発せられるADS-B(放送型自動位置情報伝送)信号を受信。実際、ドローンパイロットが航空機などの存在に目視で気づく前に信号を受信できるため、飛行中の安全性を確保できる。DJI独自のジオフェンスシステムGEO 2.0は、飛行エリア内の空域制限や危険性についてパイロットに情報を提供し、安全に飛行できる。
他のDJI製品と同様、Mavic 3 Classicもデータの安全性を考慮して設計されており、撮影した写真や動画、飛行ログは、ユーザー自身が選択をしない限り、第三者に共有されることはない。また、飛行中、機体をインターネットに接続する必要がなく、伝送システムは機体の映像信号と飛行制御の両方の暗号化に対応。重要な撮影タスクを行う場合でも、DJIのデータプライバシーシステムは機密性の高いデータを保護しながら自由に飛行・撮影できる。
Mavic 3 Classicは、各国が持つ最新の飛行規制に準拠するように設計されている。米国では米国連邦航空局(FAA)により、他のMavic 3シリーズドローンと同様、Mavic 3 ClassicがリモートID規制を遵守しているという認証が与えられている。欧州では新しいドローン関連規制のもと、全てのMavic 3シリーズドローンが世界で初となるC1認証を取得。これにより、A1オープンカテゴリーに該当するエリアでの飛行が可能になり、高価格のリモートパイロットライセンス試験の受験が不要になった。