INCLUSIVE株式会社と、その子会社であるINCLUSIVE SPACE CONSULTING株式会社(以下:ISC)は、衛星データを活用した地域課題の解決や「宇宙のまちづくり」の推進などを目的に、北海道大樹町と2022年10月25日に包括連携協定を締結した。
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大樹町は、「北海道に、宇宙版シリコンバレーをつくる」という目標を掲げ、「宇宙のまちづくり」を推進している。アジア初の民間スペースポートである北海道スペースポート(以下:HOSPO)の整備を進めており、国内の民間企業が単体で開発したロケットとして初めて宇宙空間に到達したロケットの開発ベンチャーであるインターステラテクノロジズ株式会社(以下:IST)が拠点としている。
INCLUSIVEは以前より、HOSPOを運営するSPACE COTAN株式会社に出資するなど、宇宙版シリコンバレーの形成に参画。また、今年の8月にはISCが経済産業省「令和4年度宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業(SERVISプロジェクト)のうち衛星データ利用環境整備・ソリューション開発支援事業」における衛星データの無料利用事業者に採択され、大樹町にて衛星データを活用した実証試験を開始している。
今回の協定は、INCLUSIVEグループが持つノウハウを最大限に活用して、大樹町の地域活性につながる取り組みをより強力に推進するものだという。具体的には、ISCが大樹町における衛星データを活用した地域産業、行政業務の効率化、省人化の可能性を調査し実証試験を行う。
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また、衛星データ利用に限らず、INCLUSIVEが運営する「北海道Likers」などのデジタルメディアを活用した情報発信支援や、グループ会社である株式会社オレンジ・アンド・パートナーズの「企画」の力、株式会社ナンバーナインと共同で制作中の大樹町を舞台とするWEBTOON「晴天のデルタブイ」(原作:かっぴー、ネーム:フウワイ、線画:かもとも、着色:ししゃも、背景:スタジオアッツー、編集:ナンバーナイン、制作:INCLUSIVE、ナンバーナイン、監修:IST、協力:大樹町、SPACE COTAN)を活用した観光支援などを通して、宇宙のまちづくり推進に貢献していくとしている。