プラスオートメーション株式会社は、2段式走行レーンを活用した仕分けロボット「t-Sort sd5」を、センコー株式会社の千葉県・印西第2ロジスティクスセンターに導入したと発表した。
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t-Sort sd5は、速度1.5m/秒で最大積載重量5kgの物を搬送する仕分けロボット。プラスオートメーションが開発するシステム「+Hub」の指示で所定位置まで物を自動運搬する。
このセンターでは、ゴルフウェア・ゴルフ用品の店舗別出荷の工程を人の手によるオーダーピッキングにて処理していた。2段式t-Sortの導入によりトータルピッキングと仕分けに変更することで大幅な生産性向上と省人化を実現したという。
t-Sortの走行レーンを鋼製の2段式にしたことで、使用面積80坪で212間口の設置が可能になり、仕分けの効率化が実現。上・下段に分割することで、作業進捗度合いや異なる業務の同時実施ができるため、高効率化できる構成となっているという。
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センコーによれば、初回の提案から導入完了までわずか2ヵ月、設置から稼働開始までわずか数日だったという。運用も簡単で「商品をスキャンしてロボットに積載するだけ」「最後にロボットで出荷伝票が仕分けられたら梱包するだけ」と誰が見ても一目でわかる。また、これまでこの物流センターでは、人の手によるオーダーピッキングを起因としたオペレーションミスが散見されていたが、t-Sortを導入してオペレーションが安定した2022年6月以降はミスがゼロとなった。従来は30~40名の作業者が夜間帯にまで及んでいた作業が、t-Sort導入後は日中帯でほぼ作業が完了し、省人化にも成功したという。
プラスオートメーションは、今後t-Sort以外にも様々なソリューションの活用・改善を通じて、パートナーシップをさらに強化していくとしている。