株式会社本田技術研究所(以下:Honda)と茨城県常総市は、AIや自動運転などの先進技術を活用した知能化マイクロモビリティとそれらを支えるまちづくりの実現を目指す「AIまちづくりへ向けた技術実証実験に関する協定」を締結した。
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本協定に基づく主な取組み項目
「常総市まちづくり運営企画会議(コンソーシアム)仮称」を設立
Honda・常総市・常総市民・常総市内企業が一体となり、市の課題や対策を検討し、まちづくりアイデアの創出を行う。「AIまちづくり」へ向けたまちづくりの課題分析、AIや自動運転等の先進技術を活用した「まちを活性化する」アイデアの可能性を模索していく。
知能化マイクロモビリティの進化と実現に向けた技術実証実験を実施
環境にやさしく、「人とモノ」の安全・安心・自由な移動の実現を目的に、常総市内で技術実証実験を行う。いつでも・どこでも・どこへでも意のままに移動できる「搭乗型マイクロモビリティ」と、人の歩きたいという想いを支える「マイクロモビリティロボット」を活用し、知能化マイクロモビリティの実用化に向けたリアル環境での実証実験を行う。常総市にある「水海道あすなろの里」をはじめとする、実証目的に合致したフィールドで順次開始する予定。
茨城県 常総市長 神達 岳志氏 コメント
常総市は、少子高齢化や若者の流出による人口減少が著しく、地域活性化が急務の課題となっています。当市は7年前に鬼怒川の決壊による大規模な水害を経験し、復興を目指す上で、さらなる地方創生の取り組みとしてAIなどデジタル技術を活用した官民連携での取り組みを模索していました。
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そしてこのたび、当市をHondaの知能化マイクロモビリティの技術実証実験のフィールドとして提供させていただくことになりました。今後は、Hondaのモビリティをはじめとする最先端技術を思う存分発揮していただきながら技術実証実験を共に行い、常総市として新たな時代の先駆けとなるまちを目指してまいります。
株式会社本田技術研究所 代表取締役社長 大津 啓司氏 コメント
本田技術研究所は、意志を持って動き出そうとしている世界中全ての人を支えるパワーとなり、人々の可能性を拡げていくため、移動と暮らしの進化を支える知能化モビリティの研究を行っています。この研究には、リアルな環境で常総市の皆様のご意見・感想のフィードバックを受けながら技術進化に取り組める技術実証実験が不可欠です。
このたび、意志を持って動き出そうとしている自治体である常総市と連携し、技術実証実験を行えることを大変うれしく思っています。一日でも早く皆様の生活に役立てられるよう、知能化モビリティの研究を加速していきます
新たなまちづくりの可能性を模索する取り組みは、全く新しいまちをゼロから創るのではなく、今あるまちにAI・知能化モビリティを加えることで活性化していく「レトロフィット型のアプローチ」として、2022年秋頃の開始を目指し、協議・検討を進めていくという。