株式会社ナイルワークスは、北海道で2拠点目となる新拠点を夕張郡に開設した。北海道を戦略地域のひとつとして、農業用ドローンの営業・サポート体制を強化していくとしている。
- Advertisement -
北海道で2拠点目となる拠点開設へ
国内農業が直面している農村集落の過疎化や農業従事者の高齢化など深刻な課題だけではなく、北海道では特に農家の規模拡大が進行し、より少ない農業従事者で農作業を完結できる省力化技術への期待が高まっているという。
ナイルワークスでは、2020年から北海道美唄市に拠点を構え、岩見沢市や美唄市を中心に、農業用ドローンのシェアリング実証事業に取り組んできた。
2021年における北海道全体の稼働実績は450haになり、さらなる成長が期待されているという。
北海道における農業ポテンシャルを踏まえ、ナイルワークスの戦略地域のひとつとして空知地域におけるサービス強化を推進するとしている。
農家の声に寄り添い、ソリューション提案
ナイルワークスの農業用ドローンは、高精度な自動飛行・効果のある防除・安全性にこだわり、2018年に上市。農家の声に寄り添いながらソリューション提案をしていくとしている。
- Advertisement -
北海道における農業用ドローンのシェアリング実証事業では、導入コスト削減と地方創生に取り組む。農林水産省が発表する「農産物生産費統計」の「令和2年産 米生産費」において、農機具費の占める割合は個別経営で22.5%、組織法人経営で20.8%であり、農機具費がコスト全体で大きく占めている。
同社は地域内でドローンをシェアリングすることで、農機具コストの圧縮を目指すとしている。また、同社ドローンは自動飛行により、操縦者の技能に依存せず作業ムラがなくて済むため、農業経験のない農外労働力も活用して新規雇用やサービスを創出できると考えているという。
同社は地域の課題に向き合い、地元の自治体や企業と連携し、農業従事者の高齢化・担い手不足を技術やサービスで解決することを目指していくとしている。
北海道拠点の所在地
- 北海道 美唄拠点:〒079-0261 北海道美唄市茶志内町3区 美唄ハイテクセンタービル 3F
- 北海道 夕張拠点:〒069-1521 北海道夕張郡栗山町錦3-72-2