ブドウ畑で自動走行するUGV
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ヤマハ発動機株式会社は、長野県のブドウ畑でUGV(無人走行車両)と多関節ロボットの組み合わせによるブドウの自動収穫、自動運搬の試験を行った。
ヤマハ発動機では、農作業の自動化と省力化を目指して汎用性の高い無人走行車両の開発に取り組んいる。ブドウの位置や数を検出して収穫すべき房に近づくためには、複雑に入り組んだ枝などの障害物を避ける技術なども必要となり、他の農作物より難易度の高い技術が求められるため、農業用UGV開発のなかでもブドウの収穫と運搬に注力している。
畑のような半自然環境に無人のロボティクス技術を導入するためには、モビリティとロボティクスの技術を高度に融合させることが不可欠だという。ヤマハ発動機は世界的にも珍しくその二つを事業として展開している。今年はブドウ収穫UGVのプロトモデルをアメリカに送り、現地で開発を進める計画で、同時に様々な専門性を持ったパートナーと出会い開発を加速させたいとしている。