採用されたドローンは、Skydioのもの
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ALSOKと東武タワースカイツリー株式会社、東武タウンソラマチ株式会社は、東京スカイツリータウン内にて日本初のAI搭載の完全自律飛行ドローンを活用した警備システムの実証実験を実施した。
■実証概要
実証実験エリア(左)東京スカイツリー 天望デッキ(右)東京ソラマチ ソラマチ商店街
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ALSOKは、2020年7月14日にALSOKが施設警備業務(常駐)を担当する東京スカイツリータウン内にある、「東京スカイツリー」の展望台および大型商業施設「東京ソラマチ」において、完全自律飛行ドローンによる巡回警備を行った。同実証では、天望デッキおよびソラマチ商店街に設置したドローンポートから同ドローンを完全自律飛行させ、以下の項目を検証し、同ドローンの有用性を確認した。
- スムーズなフロア間移動
- 巡回ルート上のチェックポイント通過
- 飛行中のリアルタイム映像配信
- 飛行中のAIによる人物検知
■ALSOKが開発した巡回ドローン
完全自律飛行ドローン警備システム概要
ALSOKの画像巡回を可能にするドローンには以下の特徴があり、屋外およびGPSによる飛行が困難な屋内において人の手を介さない完全自律運用が可能だという。
- 搭載した4Kカメラを用いて全方向の画像処理(Visual SLAM)をリアルタイムに行い、屋内での完全自律飛行が可能
- 離隔距離最小50cmの狭い空間での飛行が可能
- 障害物を自動で回避可能
- 充電ポートに自動で離発着および充電が可能
- リアルタイムに遠隔地へカメラ映像を送信可能
- AIエッジコンピュータを搭載し、ドローン単体で人物などの検出が可能
■ALSOKが目指す将来像
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(右)現状:無線LAN(左)2022年~:無線LAN+LTE
複数のドローンが順次自動巡回し、リアルタイム映像を警備室に送信することで、一つの施設内の広い範囲を少ない警備員で効率的に監視することが可能となる。同ドローンは今後法制化されるセルラードローンとしての活用も見据えており、将来的には同ドローンにLTE通信モジュールを搭載することで、大型商業施設の巡回や社会インフラの点検等、複数拠点の業務を一つのガードセンターで遠隔から監視および駆けつける体制の構築を目指すとしている。