経済産業省北海道経済産業局(以下:経産省)と国立大学法人旭川医科大学(以下:旭川医科大学)、ANAホールディングス株式会社(以下:ANAHD)、株式会社アインホールディングス(以下:アイン)は、北海道旭川市とエアロセンス株式会社、トッパン・フォームズ株式会社、特別養護老人ホーム 緑が丘あさひ園(以下:緑が丘あさひ園)、株式会社日通総合研究所の協力のもと、オンライン診療・オンライン服薬指導と連動した、ドローンによる処方箋医薬品の定温配送での非対面医療の実証実験を実施する。オンライン診療、オンライン服薬指導、ドローンによる処方箋医薬品配送という一連の実証実験は国内で初めての取り組みだという。
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左:ドローン機体(エアロセンス)右:医薬品保冷ボックス(トッパン・フォームズ)
同実証では、「処方箋医薬品」をテーマに、医師・薬局薬剤師の参加・協力のもと医療分野における実際の活用を想定し、以下のシナリオにて実証を行った。
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- 旭川医科大学病院のオンライン診療による処方箋に基づき、アイン薬局 旭川医大店にて、薬局薬剤師がオンライン服薬指導のデモンストレーションを実施
- アイン薬局 旭川医大店から緑が丘あさひ園までの間で、ドローンによる処方箋医薬品配送を実施
- 緑が丘あさひ園に到着後、配送した処方箋医薬品の品質・状態をオンラインにて確認
同実証のイメージ図
同実証の結果をもとに、北海道内におけるドローンの地域実装に向けて、課題の洗い出しやビジネスモデルの具体的検討を推進し、将来的には地方における通院が困難な方に対して、「オンライン診療→電子処方箋発行→オンライン服薬指導→ドローンによる処方箋医薬品配送」という一連のサービス提供を目指すとしている。
■実証実験概要
- 実施予定日:2020年7月18日(土)、7月19日(日)
- 予備日:2020年8月1日(土)、8月2日(日)
- 実施場所:旭川医科大学、アイン薬局 旭川医大店ならびに緑が丘あさひ園
- 運搬物:処方箋医薬品
- 飛行ルート:アイン薬局 旭川医大店~特別養護老人ホーム緑が丘あさひ園 約540m
■各社の主な役割
- 経済産業省 北海道経済産業局:事業主体
- 北海道旭川市:実証実験協力
- 国立大学法人 旭川医科大学:オンライン診療
- ANAホールディングス株式会社:事業取りまとめ、ドローン運航
- 株式会社アインホールディングス:オンライン服薬指導、配送対象物(医療関連)の提供
- エアロセンス株式会社:ドローンおよび技術者の提供、運用・技術指導支援
- トッパン・フォームズ株式会社:温度管理サービスの提供(医薬品保冷ボックス、温度ロガーなど)
- 特別養護老人ホーム 緑が丘あさひ園:実証実験協力
- 株式会社日通総合研究所:事業支援