VAIO株式会社と産業用ドローンメーカーであるMMC(深圳科比特航空科技有限公司)は、日本国内の産業用ドローン市場における事業創造に向け、2019年11月より共同で事業検討を開始した。具体的な協業内容につきましては、決定次第、発表するという。
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VAIOといえば、ソニーから2014年にスピンアウトし、PCをはじめとするさまざまなコンピューティング&ネットワーク機器の開発・製造メーカーだ。長年の経験で培った技術・知見を活かして、現在は特にロボット、IoTの領域でビジネスを展開している。
「フライングロボット」とも表現されるドローンにおいても、既に国内での量産に携わっていることに加え、株式会社エアロネクストとの協業において重心制御技術「4D GRAVITY ®」搭載の原理試作機の製造を行う等、先端技術に関わる取り組みは、これまでも進めてきたという。
VAIO社は多様な関係者とのオープンな共創を通じて産業用ドローン市場を中心に社会起点で事業創造を行い、イノベーションの社会実装に取り組んでいきたいと述べている。DRONE.jpでも水素燃料ドローンの実現など早くからMMCを追いかけているが、実はMMCも起業2014年とVAIO社と同級生となる。
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■協業検討の目的
プレスリリースより
MMCの持つ産業用ドローンの機体開発・製造に関わる豊富な経験と実績、およびVAIOが持つPC・ロボット等の商品企画、開発・生産・品質管理およびマーケティングノウハウ、国内での顧客・サービス基盤とのシナジーにより、日本国内におけるMMC既存機体をベースにした事業創造の可能性を検討します。また将来的に日本市場の用途に合わせた機体等の商品企画、開発も協業の視野に入れ、広い範囲での協業検討を行います。