ANAホールディングス株式会社(以下:ANAHD)と長崎県五島市は、株式会社自律制御システム研究所(以下:ACSL)、株式会社NTTドコモ(以下:ドコモ)、株式会社プロダクションナップ(以下:NAP)と協力し、五島市にて有人島間にドローンを用いた物流網を構築し、二次離島地域住民の生活利便性を向上することを目指した物流の実証を行う。
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今後、五島市無人物流協議会(仮称)を設立し、地域住民、域内の小売業者、医療事業者等と連携体制を構築し、2019年度内に合計20日間の実証実験を行う。実証実験の概要は以下の通り。
- 日時:第1期検証 9月25日(水)~10月4日(金)を予定
第2期検証 2020年1月頃、10日間を予定 - 飛行区間:福江島~黄島および赤島
- 運搬物:生活用品、食品、医薬品等を予定
- 黄島および赤島について
赤島:福江島の南、約7km沖に位置する有人島。福江港からは約15km、定期船で30分程度。商店、水道はなく、福江島から食料等を取り寄せるか福江島に買い物に出る。
黄島:福江島の南、約8km沖に位置する。定期船が1日に2回、福江-赤島-黄島と結ぶ。島内には商店が一軒と民宿が2軒あり、水道も整備されている
■同事業について
五島市は11の有人島と52の無人島からなる地方自治体。住民サービスの観点から離島部の利便性の向上を目的とし、この11の有人島間の物流の将来にドローン物流の実運用を目指し、雇用の創出を目指す事業を平成30年度から実施。平成30年度は奈留島-前島間の物流実証において、人口24人の前島に模擬薬と食料品の輸送を試みた。
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令和元年度事業では、五島市無人物流協議会(仮称)を設立し、発注から受け取りまでの仕組みの検討及び検証、ならびに市内でドローン物流オペレーションを担う人材を育成し、将来的な市内離島部でのドローン物流の実用化を目指す。なお、同事業は内閣府地方創生推進交付金事業ドローンi-Landプロジェクトの一環として実施される。