東京海上日動火災保険株式会社は、国内で“空飛ぶクルマ”の試験飛行・実証実験を目指す企業に、保険の提供を開始した。技術進展のプロセスで得られる知見をもとに、随時新たな補償・サービスの開発も検討しているという。
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“空飛ぶクルマ”の実用化に向けては、昨年8月に経済産業省及び国土交通省が「空の移動革命に向けた官民協議会」を発足し、昨年12月の第4回会合において、「空の移動革命に向けたロードマップ」がとりまとめられた。そのロードマップでは、目標スケジュールが掲げられると共に、保険制度や被害者救済ルール等の必要性も明記されている。
それを受け東京海上日動火災は、国内で試験飛行・実証実験が開始されることに先立ち、“空飛ぶクルマ”を開発中の企業に 対して、保険商品の提供を開始、段階的に高度化していくとみられる実証実験の内容に合わせて、また新たな法整備などに随時対応しながら、迅速かつ柔軟な商品開発・改定を行っていくという。
なお東京海上日動火災は、まだ日本に自動車が千台ほどしか走っていなかった1914年に日本初の自動車保険営業認可取得した。同様に“空飛ぶクルマ”についても、今回の保険提供を皮切りに、最先端リスク研究と商品開発への挑戦を重ね、実用化、そして更なる拡大の時代到来まで、世の中に安心・安全を提供し続ける役割を果たすとしている。