テクノロジーエキスポ「GITEX」にてドバイ警察のイメージカラー、グリーンとホワイトの塗装を施したホバーバイクが披露されてから1年、カリフォルニアのベンチャー企業Hoversurfは新モデル、そして自社の電動垂直離着陸機(eVTOL機)が優れているという証拠を引っ提げて帰ってきた。
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2017年にドバイ警察と契約を交わしたHoversurfは、新型ホバーバイク「S3 2019 Hoverbike」の初回生産分を出荷し、同時に警察官の飛行訓練も開始された。ドバイ警察人工知能部門責任者のBrigadier Khalid Nasser Alrazooqi氏によれば、今回のeVTOL機はアクセスの困難な地域への緊急対応に使用されるとのことで、2020年までには運用を開始したいという。
現在、警察官2名が飛行訓練中で、これからどんどん人数を増やしていきたい
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と同氏は語った。
Hoversurf最高執行責任者(COO) Joseph Segura-Conn氏によると、理想とされる訓練候補者は、オートバイが運転できるほか、ドローンの操縦経験がある人物だという。Segura-Conn氏によれば、
ドバイ警察の特権として、いくらでも注文を受け付けるとのこと。来月か再来月、追加受注があるかどうかが決まります。必要なら30機でも40機でも用意します
一般市民でも15万ドルで注文が可能だが、この新テクノロジーが扱えると証明できた場合にのみ注文を受け付けるという。本機は米国の連邦航空局ガイドラインに則っており、飛行に特別なパイロットライセンスなどを必要としない。 「S3 2019」の製造場所は未だ明らかになっていないが、Segura-Conn 氏は「世界の3つの企業と交渉している」とコメントした。その内の1つはドバイにある企業だという。