クラウドファンディングサイトIndiegogoはまだLilyを信用していないということだろうか。
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Indiegogoは現在「いくつかのドローンキャンペーン」の信用と安全を調査しているという。このドローンキャンペーンの中にLilyが含まれている可能性は非常に高い。というのも、LilyはIndiegogoで圧倒的な人気を博し、資金調達に成功したのだが、出荷遅延を起こし、ドローン業界に衝撃を走らせたという過去がある。その後Lilyは顧客対応のために投資家から投資を募り、1500万ドルの資金が調達した。今年のCES2016でも受賞しながらも参加出展は無かった。投資家対策としてクラウドファンドでの販売を引き上げたとも言われている。Lilyはクラウドファンディングでなく自社での先行予約に踏み切った。今年5月にLilyのCEO Antoine Balaresque氏が以下のようにコメントしている。
先行販売とクラウドファンディングの対決によってユーザーはどちらがいいかを知ることができるだろう
Lily Cameraは同社公式サイトで$919で先行予約できる(但しアメリカ国内のみ)。この先行予約キャンペーンにはIndiegogoやKickstarterなどのクラウドファンディングサイトは一切関与していない。また、このキャンペーンに合わせてLily Cameraの偽販売サイトも多く作られており、詐欺被害には十分注意するようにLilyのKelly Coyne氏も呼びかけている。
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しかし、先行予約が始まったといってもまだ安心はできない。Lilyは彼らのドローンが顧客の手に届いて、使ってもらえた時にドローンの歴史に残る機体となるだろう。Lilyのブログではソナーをテストするなど開発が順調に進んでいる様子が描かれているだけに期待は高まる。中国メーカーもLilyと似た機能をもつ機体を出してきており、この競争も目が離せない。