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米三大ネットワークのNBCは、25日にネパール中部で起きたマグニチュード7.8の大地震による現地レポートをドローンからの空撮で実施した。レポートの冒頭は、瓦礫の上でミゲル・アルマグエアー取材員が米国バージニア州からの捜索救助チームのそばに立って状況を説明し、そのあとドローンが空から被害の状況を映像で伝えている。
NBCがこのような報道でドローンを用いたのは、今回が初めてではない。3月に南太平洋のバヌアツを大型サイクロン「パム」が直撃した際も、ドローンで飛行撮影した映像を取り入れて報道した。
FAA(米連邦航空局)および米国政府機関で、無人偵察機(ドローン)の商用規定向けに調査が進むにつれ、テレビや映画プロダクション側でドローンを使用する頻度は増している。今回のNBCの実験的な報道は米国内で行われてはいないが、言葉では伝えきれない、広範囲における被害の状況を伝えられる技術として、今後も報道での実績を蓄積していくとみられる。
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(山下香欧)