米Amazonが、小型無人飛行機(ドローン)を使った配送サービス「Amazon Prime Air」に取り組んでいることが明らかになった。
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Amazon Prime Airの計画は、12月1日に放送されたCBSのドキュメンタリー番組「60 Minutes」で、ジェフ・ベゾス最高経営責任者が初めて公表した。
Amazon Prime Airの配達デモの動画が特別サイトとYouTubeで公開されている。
Amazon Prime Airは、物流センターの倉庫から注文元へ直接、ドローンで商品を届ける輸送サービスだ。配送範囲は物流センターから半径10マイル(約16km)が対象。ドローンは8つの回転翼を持つオクトコプターでGPSに従って飛び、最大2.3kgの荷物を30分以内で配送できるとしている。Amazon曰く、これで現在の配送の86%をカバーできるらしい。
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現在プロジェクトは、米連邦航空局(FAA)からのドローン使用許可を待っている状態。FAAは、過去数年間で1,400件ほどに許可を発行しているが、全て警察や政府機関のための無人偵察機のみ。FAAはこの7月にドローンの商用利用を認可したところで、民間が利用する無人航空機への空の開放は、米国では2015年、欧州では2016年中だろうと言われている。
自ら楽天家だと語るベゾス氏は、60 Minutesの司会者のチャーリー・ローズ氏との対談の中で、「早ければFAAからの許可が得られるだろう2015年からサービスは実現できると思っているが、実際のところは4~5年はかかると思う」と応えている。
一方、オーストラリアでは商業用の無人機の使用はすでに法律で許可されている。Zookalという教科書をレンタルしている会社でも、民間航空安全局から承認が得られ得次第(2015年中には)、無人機を使用した配達サービスを開始する予定だという。
(山下香欧)