同事業は、神奈川県がドローンを活用した社会課題の解決や市場ニーズを踏まえた新たなサービスの提供を推進する支援事業。NTTイードローンの提案では、ドローンの活用による一次産業関係者の鳥獣害対策(追い払い等)の負担軽減を目的とし、令和9年度末までに実用化・社会実装を目指す。
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同実証事業について
公募対象
令和6年度ロボット実装促進センター ドローン実証実験支援事業
公募内容
同事業期間内に、安全性や信頼性を十分確保した既に製品・サービスが具体化している新たなドローンおよびドローンを活用したサービスについて実証実験を行い、3年以内の実用化(令和9年3月31日まで)及び神奈川県内での実装を見込めるもの。
NTTイードーンが提案した実証内容における背景
鳥獣害による農作物被害は15,516百万円(令和3年度農林水産省発表)。一次産業従事者の被害が拡大する一方で、自治体・関連団体(全農、単協JA)の被害対策稼働も膨らんでいる。特に鳥被害対策は有効な技術が無く、追い払い等の技術確立が求められている状況だという。
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NTTイードローンが提案した実証内容の概要
NTTイードローンの機体および技術をベースとして、一般社団法人地域総研の提供する鳥獣害忌避装置「クルナムーブ」を搭載したドローンにより、鳥獣害(特に鳥)の追い払いを実施。鳥獣害対策において設置型(クルナムーブ単体で活用)での効果は既に確認できているが、ドローンに搭載することにより、広範なエリアでも効果発揮できることを同実証によって検証する。
具体的な実証内容について
神奈川県内の実証フィールドにて、鳥獣による農産物被害やゴルフ場でのカラス被害等の対策として、鳥獣害忌避装置「クルナムーブ」を搭載したNTTイードローンの機体による追い払い効果等を検証する予定。
想定する検証方法
- 空撮用ドローンにて鳥個体数、生息エリアを撮影。個体数カウントAIを活用し個体数を算出
- NTTイードローンの鳥獣害対策ドローンによって、鳥生息エリア(コロニー等)にレーザー照射(日を別にして5~10回程度を想定)
- 空撮用ドローンにて鳥個体数、生息エリアを撮影。個体数カウントAIを活用し個体数を再算出
- 照射エリアの関係者に実際の被害状況の前後をインタビューし、集計