目を引いたのは100g未満の国産ドローン「HU-100」だ。特筆すべきは飛行モードの切り替えに対応していることだ。
ドローンの操縦練習には実機を使用するのが最も効果的である。とはいえ初心者が手に取りやすいDJIの機体は、GPSや各種センサーを使用して自己位置を確実に保持するようになっており、フラフラと飛行することはほとんどない。また、近年のコンシューマー向け機体ではセンサー類の使用をカットするATTIモードへの切り替えができない。そのため、不安定な状態で飛行するための訓練を行うのは難しい状況だ。
また、室内で練習するなら100g未満の小型機が望ましいが、一般に販売されている機体ではセンサー類が脆弱で安定飛行せず、初心者が操縦するにはハードルが高い。
HU-100は機体下部に単眼ビジョンセンサーを搭載し、一般的な100g未満機よりも安定して飛行できるようにした。ビジョンセンサーを複眼にすればより精度は高くなるが、30g程度重くなり機体価格も上がるため、単眼を採用している。複眼と比べて安定飛行の精度は80%程度だという。単色の床の上で飛行すると若干揺れるが、柄や変化があれば安定して静止できる。センサーを切ればATTIモードとなり、よりレベルの高い訓練に対応できる。


プロポは双葉電子工業製のものが展示されていた。市販品に対応しており、バッテリーも入手が容易な既製品を使用しており、極力コストを下げられるように工夫されている。
機体重量が100g未満のため、カメラ等のオプション部品を装着しても航空法上の機体登録が必要となる基準には該当しない。この利点を活かし、カメラやGPSを搭載して点検用途への応用も進んでいる。カメラ搭載時の重量は約120gだ。

基本セットの想定価格は17万円前後。100g未満の練習機はドローンスクールを中心に需要がある。今後、使用が広まり、操縦者の練度向上につながることに期待したい。