水素ドローン「aigis one」
ロボデックスは国産初となる水素を燃料として飛行するドローン「aigis one」を開発する。ペイロードは5~10kgに対応し、最大飛行速度は時速35km。最大飛行時間はリポバッテリー式のドローンとは比較にならない80~120分を誇る。災害支援や大型インフラ点検などに使うことが想定されているが、今回の出展ではフードデリバリーでの活用方法が紹介された。
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フードデリバリー用バッグ
弁当やピザなどのフードデリバリー用のバッグなどを製造するオルセンと、ドローンによるフードデリバリー用のバッグを共同開発。バッグ内は2箇所にセパレートされている。片方にはオルセンが開発した保温プレートを備え、70~100℃の熱を30分間にわたり放熱可能。できたての温かさを保った状態で届けられる。
バッグ内のもう一方にはウィルテックスが製造する保冷剤が入る。0℃、-10℃、-18℃という3つの温度帯に対応しており、-18℃の保冷剤はドライアイスを代替する。ドローンでアイスクリームを運ぶことも可能になるのだ。
担当者は、次のようにコメントする。
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ドローンで運ぶと上空で料理が冷めてしまうかもしれません。料理をできたてのクオリティのまま届けられるようにと考えてバッグを開発しました。温かいもの、冷たいものを同時に運べるように、バッグ内の断熱構造には注意を払っています。
バッグにはフックが取り付けられており、機体下部の金具にフックを引っ掛けて、吊り下げて運ぶ仕組みになっている。ドローンによるフードデリバリーは各地で実証が進み、レベル3.5飛行での社会実装も視野に入っている。今後はドローンの機体だけでなく、おいしい料理を運ぶためのバッグなど入れ物の開発にも注目が集まりそうだ。