毎年巨大なブースで来場客を引きつけるブルーイノベーションのブース。今年もトヨタを始めとする各分野のNo.1企業との提携や最新屋内点検用ドローン「ERIOS 3」初お披露目など話題に事欠かないブースとなった。
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「これから」を展示したブースエリアでは、トヨタ自動車との次世代モビリティ連携を視野に入れた「ドローンポート&情報管理システム」に関する展示や、英Urban-Air Portとの空飛ぶクルマ離発着場、クラウド録画サービスシェアNo.1 のセーフィーとの「リアルタイム映像伝送・統合管理ソリューション」構築に向けたプレゼンテーションが展示されていた。技術をもった大手各社とドローンソリューションを繋ぐところがブルーイノベーションの特徴のひとつでもあり、それがよくわかる展示だ。
また、「いま」を展示したブースでは筆者も個人的に見てみたかった新型「ELIOS 3」が初お披露目となった。ELIOSシリーズはGPSの届かない屋内や狭いパイプの中などの飛行を想定し、接触しても墜落しないようプロペラも含めた機体全体を球体のプロペラガードで包み込んだ特徴を持つ。
ELIOS、ELIOS 2 はLEDライト+光学カメラによる映像・画像取得がメインの機体だったが、ELIOS 3 は機体後部にLiDARセンサーを搭載することで空間情報と自己位置を把握しながらフライト、3Dマップを作成することができる。「みる」から「はかる」へフェイズシフトした注目の機体だ。
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ブルーイノベーションは全方位的なたくさんのソリューションを提供しているが、大本にあるのはBlue Earth Platform(BEP)という独自開発されたプラットフォームシステムだ。BEPを軸に開発されたアプリケーションでさまざまなハードウェアデバイス(ドローンやロボティクスなど)を管理・運用する仕組みを構築し、BEPというOSとアプリとハードウェアデバイスをインテグレーションしてエンドユーザーに提供している。
「将来的に、スマートシティとかスーパーシティの"都市OS(オペレーティング・システム)" の中で社会インフラのOSにBEPが接続され(社会機能の一部として)貢献していきたいと思っている。」と熊田社長は意気込んでいた。