昨年、Airpeak S1のデビュー3ヶ月前の展示ということで大きな注目を集めたソニーブース。
今年も大きく構え、たくさんの来場者を集めていた。
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昨年はシンプルに機体の展示がメインのブースだったが、今年はAirpeak S1のデビューから約1年が経ち、活用事例や実証実験の様子なども展示され、この1年でAirpeak S1がどのような進化を遂げてきたのかがわかるブースとなっている。
一方、Airpeak S1の"これから"も垣間見える展示もあり、中でも注目の展示は「高容量バッテリーパック」&「バッテリーステーション」、そして「RTKキット」の参考展示だ。高容量バッテリーパックとバッテリーステーションは、特にユーザーからの要望も大きかっただけに早く情報が知りたいところ。
高容量バッテリーパックは従来のバッテリーと比較して約30%の容量アップとなっており、16分弱飛べる(α7S IIIとFE 24mm F1.4 GM搭載想定)ようになる計算になる。
とは言え、それでも満足できないユーザーも想定し、20分以上の飛行時間を目指してAirpeak S1のシステムとして機体やペイロードの軽量化なども組み合わせて、全体の飛行時間延長につなげたい考えだ。
高容量バッテリーパックとバッテリーステーションは、今年12月の発売を予定している(RTKキットは発売日未定)。
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リリースから約1年が経つ中で、よりクオリティを向上させてきたAirpeak S1。
先日アップデートされたファームウェアでは、タッチフォーカスやプレビュー機能が追加されたり、アプリ画面のカスタマイズができたりするようになるなど、よりユーザビリティが大幅に向上した。
4月のアップデートで映像伝送もかなり改善されているので、ソフトウェア面の進化はだいぶ進んだ印象だ。
また、ユーザーからは「映像クリエイターだけでなく、点検・測量分野からもAirpeak S1を業務で使いたい」との要望が多く寄せられているという。
「ソニーとしても映像クリエイターだけではなくあらゆるドローンユーザーの声を参考に、産業の方向にも活用できるシステムを考えていきたい(ブース説明員)」とのことで、今後もAirpeak S1の進化は止まらない。