エバーブルーテクノロジーズ株式会社は、全長2mの無人魚群探索船「Type-A」を展示。Best of Japan Drone Award 2020ニュービジネス部門で審査員特別賞を受賞する快挙を遂げた。この船体は、風力をダイレクトに動力にする帆船型ドローンで、自動操船と自律航行が可能。神奈川県二宮町の二宮漁協の全面的な協力を得て開発、実証実験を行ってきた。無人魚群探索船の導入で、肉体的疲労や燃料の低減に役立つという。
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注目ポイントは、「Type-A」が3Dプリンタを活用してハル(船艇)と左右の浮きが製造されている点。3Dモデリングされたデータを直接プリントアウトして、製造期間削減と製造費低減を実現している。同社は、ジャパンドローン展初日に合わせ、株式会社EXTRABOLDと協業して、大型モデルの3Dプリントによる量産に向けた共同開発を開始したことを発表した。これにより、従来は水面に対して垂直だった積層方向を水平に変更できるため、より強度を上げられるという。