Terra Drone株式会社は、サウジアラビア子会社Terra Drone Arabiaを通じ、政府系企業NUPCOと連携して、イスラム教の宗教行事「ハッジ」における医療物流ドローン運用の展開フェーズを開始した。
ハッジは2026年5月25日から2026年5月29日にかけて実施された。テラドローン・アラビアは、ドローン運用を統括する主担当事業者兼技術パートナーとして参画した。
テラドローンは2025年、サウジアラビア保健省およびNUPCOと連携し、ハッジでドローンによる医療物資配送プロジェクトを実施した。ミナおよびアラファトで、血液や医薬品などの緊急医療物資を配送し、地上輸送で1時間半以上かかっていた輸送を6分未満で実現したという。
今回の取り組みは、その初回プロジェクトを踏まえ、実証・初期運用から本格的な運用展開へ移行するものだ。テラドローン・アラビアはNUPCOとの医療物流パートナーシップのもと、地上交通の混雑を回避しながら医療物資を輸送する自律型ドローン配送体制の構築を進めている。
また、サウジアラビア一般民間航空総局(GACA)から特定ドローン運用に関する運用許可を正式に取得した。これにより、混雑する聖地エリアでの高密度・低高度の医療用ドローン飛行を支える法的・安全面の枠組みが整備されたとしている。
テラドローンは今後も、テラドローン・アラビアを通じて、サウジアラビアで医療、インフラ、エネルギーなどの重要分野におけるドローン技術の社会実装を進める。