ピノキオ商事は、令和2年2月に各務原市と「災害時における衛生関連物資の調達に関する協定」を締結している。
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今年1月の能登半島地震、9月の記録的な豪雨で道路が寸断され、医薬品等の搬送が困難になった事案を踏まえ、ピノキオ商事が災害時に緊急性を要する医薬品や定期的に服用が必要となる医薬品を、ドローンで空輸する訓練を実施した。
民間事業者による医薬品輸送実験は、岐阜県内で初めてだ。今回、岐阜県「スマート物流実証実験」の予算を活用して実施され、ドローンの運航や航路管理は、クロステックフィールドジャパンが担う。
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実証実験概要
日時 | 令和6年10月24日(木) 14:20~14:30 |
飛行経路 | 各務原市立緑陽中学校(グラウンド)から県営各務原公園(第二駐車場)までの1.4km |
配送物 | インスリン製剤見本5本(温度管理された約5kgの荷) |
実施主体 |
ピノキオ商事(株) クロステックフィールドジャパン(株) |
使用ドローン | DJI FlyCart 30 |
その他 | 本実証実験は、令和2年2月にピノキオ商事(株)と各務原市が締結した「災害時における衛生関連物資の調達に関する協定」に基づいた取組みだ。 |
飛行経路
実証実験により見込まれる効果
- (1) 災害時に必要な医薬品の梱包方法や、実際の対応方法、飛行ルート確保等の手法を確立する。
- (2) 緊急移送による温度や品質の変化等を確認する(インスリンは、2~8°C帯での保存が必須)。
- (3) 今後見込まれる過疎地域への医薬品のドローン配送手法を確立する。