最大離陸重量約10.8トン、最大ペイロード約5トン、巡航高度6,000m、最大巡航速度526km/h、最大航続距離2,600kmに達する。
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顧客ニーズに基づき新たに設計された大型無人貨物機であり、W5000は貨物輸送に適した四角断面の胴体を採用し、空間利用率を15%以上向上させた。有人機の客貨転用機と比べ、人員、構造、システム面で約34%の軽量化を可能にした。
貨物室の有効容積は65立方メートル以上で、後部に直通式貨物室を備え、LD3やP1P、AAAなど9種類の標準コンテナやパレットに加え、13メートル以上の長尺貨物も積載できる。様々な積み下ろし方法に対応し、民間空港や一般空港での離着陸が可能だという。
機体には複合材料を使用し、優れた耐疲労性・耐腐食性を発揮しつつ、構造重量を軽減。同クラスの金属製機体と比べ、関連メンテナンス費用を20%以上削減した。
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AirWhiteWhaleの大型無人貨物機は自律飛行と地上監視を導入し、1クルーが6〜7機を管理でき、クルー人件費は同クラスの有人貨物機の1/10に抑えられるため、運用効率とコスト面で優れた利点を持つ。トンキロあたりのコストは同クラスの有人貨物機と比べ40%以上の削減が可能で、将来の航空貨物市場に向けた最適なソリューションだとしている。
技術特徴
W5000大型無人貨物機は、AirWhiteWhaleが航空物流向けに開発した無人で効率的な低コストの汎用貨物プラットフォームである。W5000は高翼、四角断面胴体、低平尾を採用し、左右の翼にそれぞれターボプロップエンジンを装備、前三輪式で引き込み可能なランディングギアが機体中央に配置されており、一般空港での離着陸が可能で優れた空港適応性を有する。
実験センター
2022年10月1日12時10分、AirWhiteWhaleは内モンゴル包頭の五当召空港にて、W5000大型無人貨物機の1:3スケール検証機の初飛行試験を成功させ、高中低速の滑走特性、離着陸性能、初期の低速空力性能検証など複数の試験項目を完了した。
仕様
翼幅 | 22.71 m |
長さ | 22.90 m |
高さ | 7.52 m |
貨物室容積 | > 65 m³ |
実用上昇限度 | 7620 m |
最大巡航速度 | 526 km/h |
最大航続距離 | 2600 km |
離着陸に必要な滑走路 | < 1200 m |
最大離陸重量 | 10800 kg |
最大着陸重量 | 10500 kg |
最大ペイロード | 5000 kg |