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HAPS向け大型無人航空機「Sunglider」は翼幅78mと、他のHAPS向け無人航空機と比較しても大型で、75kgまでの通信ペイロードを搭載することができ、高速かつ大容量のモバイル通信を安定的に提供できることが特長だ。
本実証実験で使用された機体は、構造面や機能面において、前の機体からさまざまな性能を向上させた改良版だという。
今回は、ソフトバンクの機体開発パートナーであるAeroVironmentが、ソフトバンクと共同開発した「Sunglider」を本実証実験で使用した。
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「Sunglider」のパフォーマンスは米国国防総省の実証実験の要件を満たし、ソフトバンクは今後の機体開発に向けてさまざまな知見を得ました。本実証実験を通して、最新機の性能向上を確認できた。ソフトバンクは今後、これらの実証データなどを機体開発に活用し、さらなる改良を図っていくとしている。
ソフトバンクの代表取締役 社長執行役員兼CEOである宮川潤一氏は、次のようにコメントする。
ソフトバンクは、世界に先駆けて2017年にHAPSの取り組みを開始し、研究開発や実証実験、標準化活動などにおいて業界をリードしています。機体開発については、パートナーであるAeroVironmentと協力し、世界最大規模のHAPS向けの機体となる『Sunglider』の開発に取り組んできました。われわれが目指すHAPSは、大型機体だからこそ実現できる高速・大容量、高品質かつ安定的な通信サービスです。本実証実験を通して『Sunglider』の大幅な性能向上を検証でき、この機体が持つ高いポテンシャルの確認ができたことを、非常にうれしく思います。今後は、さらなる性能向上はもちろんのこと、長期間の滞空や光無線通信の実現に向けても挑戦を進めるなど、今回の成果を踏まえて、商用化に向けた取り組みを加速していきます
ソフトバンクは引き続き、世界中のデジタルディバイドの解消や、災害時の通信確保などの社会課題の解決を目指して、HAPS事業の研究開発に取り組んでいくとしている。