ギネス世界記録 認定内容
ギネス世界記録™に共同挑戦
近年、ドローンの同時飛行数に関する世界記録は急速に更新されてきた。2018年には韓国で2,066機、2020年には中国で3,051機、2021年には中国で5,200機の記録が達成されている。
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そして2024年9月3日には、中国で7,598機によるドローンショーが行われ、わずか数日後にはさらに今回の挑戦により、ギネス世界記録が再度更新された。
今回の挑戦は、2日間にわたって実施され、ドローンで描く「ディスプレイの大きさ」および「同時飛行数」で記録の更新を目指した。中国、日本、サウジアラビア、オーストラリア、フランスから集結したドローンショー運営企業が、それぞれの技術を組み合わせ、大規模なパフォーマンスを実現したという。
7,998機のドローンによるディスプレイでギネス世界記録を更新
ギネス世界記録™への挑戦1日目は、7,998機のドローンがフォーメーションを組み、幅約155m×高さ約85mの巨大サイズのディスプレイを夜空に描き出した。
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参加企業はサウジアラビアのRising Star、日本のレッドクリフ、オーストラリアのNew Age Media Group、中国のHIGH GREATの4社で、それぞれが自国の名所や文化をアニメーションで表現。
レッドクリフは、2024年4月、国内外で知名度の高いバーチャルシンガー「初音ミク」の16周年を記念したイベントの一つ“初音ミク Happy 16th Birthday”『Music & Fire Works』にて、500機のドローンショーを実施した縁があり、今回、日本が誇るコンテンツを発信すべく、「初音ミク」の楽曲『Intergalactic Bound』のミュージックビデオをアニメーションで再現した。
8,100機のドローンが同時飛行
2日目の挑戦では、中国のHIGH GREATおよびフランスのGroup F SASが中心となり、8,100機のドローンによる同時飛行でギネス世界記録を目指した。
上空約450mの夜空にドローンが舞い上がり、幅約350mの大空間を活用して「LOVE MAKES THE WORLD GO ROUND」(愛は世界を動かす)というテーマのもと、球体やハート、文字情報が次々と描き出される光景は壮大で、約15分間にわたるドローンショーは成功した。
この規模での同時飛行は、極めて高度な技術力と安全管理を必要とするものであり、ドローン同士が完璧なタイミングでシンクロしながらフォーメーションを演じたことが、今回の成功を支えたという。
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株式会社レッドクリフ代表取締役の佐々木孔明氏は、次のようにコメントする。
この度、HIGH GREAT社、Rising Star社、New Age Media Group社、Group F SAS社との共同企画にて、無事にギネス世界記録™を更新することができました。尽力いただいた関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。
ドローンショーはまだ発展途上の技術であり、これからも技術革新や新しい掛け合わせが次々と生まれてくるでしょう。私たちは、常に最新の技術を取り入れ、さらなる挑戦を続けるとともに、技術力と創造性を一層磨いていきたいと考えています。
今回の成功を受け、レッドクリフは今後も国内外で大規模なドローンショーを展開し、文化とテクノロジーの融合による革新的なビジュアルパフォーマンスを提供していくとしている。