今後数週間で、Ziplineはこの決定を実用化し、今年中に米国内で目視外飛行する予定だ。
- Advertisement -
Ziplineは、5,000万マイル以上の商用自律飛行を行い、75万件以上の商用配達を完了したが、一度も重大な安全事故は起きていないという。Ziplineは長年にわたり、世界中で目視による監視なしで安全に飛行してきた。
Ziplineの強固な安全システムには、500以上の飛行前安全チェック、戦略的なルート設計、冗長化された飛行重要システムが含まれる。また、小型軽量マイクを使用した音響回避システムにより、夜間や悪天候時を含め、全方位2マイル先まで飛行する他の航空機を検知・回避できる。
Ziplineは複数の国で国家規模で運航しており、往復で最大140マイルを配送しており、2020年にはパンデミックの最盛期に医療物資を配送することで、米国でのサービスを開始した。またZiplineは、Part 135の認定を取得し、米国で長距離のドローン配送フライトを運航する認可を受けている。
- Advertisement -
Ziplineは今年、新型Platform 2を発表。すでに多くのフライトテストを実施しており、来年にはPlatform 2での事業展開を発表する予定だ。
日本では、豊田通商がZiplineに出資し、資本・業務提携。2021年にドローン物流会社「そらいいな」を設立した。長崎県五島市を拠点に、Zipline製ドローンをつかって実証実験を続けている。今回の認可獲得をきっかけに、日本での事業拡大を期待したい。