採水自体にかかった飛行時間は2分間ほどで、準備などを入れた全行程でも20分程度と、同作業をチャーター船を使った場合の数時間の作業よりも大幅に短縮できたという。
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また、作業者の落水の危険性など人的リスクを軽減したほか、人が近寄れない場合の緊急時のドローン活用による採水の有効性も確認された。
今回の取り組みは、緊急時における湖沼の放射能濃度測定に、人が現場に近づかないでドローンによる作業が可能かどうかを検証するために実施された。
通常は採水船をチャーターし、作業員4名程度が関与し出船して数時間かけて採水を行う場合が多いものの、船での作業は波の高さや強風による作業の危険性も考えられ、放射線量が高い場合などの緊急時調査では可能な限り人が直接採水するのは避ける必要があるという課題があった。
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今回の検証・調査では、RECが計画・採水治具を担当し、C&R社は大型の運搬用ドローンを使用した約30Lの採水に協力した。
作業を見学した関係者からは「湖沼水30ℓを目的の座標から採取できたことは単純にすごい」「風が比較的強い(6~7m/S)状況であったが、問題無く採取できていた」との高評価を得た。