ispaceは、月への高頻度かつ低コストの輸送サービスを提供することを目的とした小型のランダー(月着陸船)と、月探査用のローバー(月面探査車)を開発おり、世界中で宇宙開発ビジネスが活発化している現在、日本初の宇宙ベンチャーとして注目されている。
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また、ispaceが行っている民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1のランダー(月着陸船)の月面着陸予定日時を、最短で2023年4月26日1時40分(日本時間)と発表。
今回の上場に関して、ispace代表取締役CEO袴田武史氏は、次のようにコメントしている。
袴田氏:私たちispaceのビジョンは、人類の生活圏を宇宙に広げるべく、月面開発の事業化を通じて地球と月の間の空間(シスルナ)に経済圏を構築することです。今後、私たちの豊かな地球上の生活を維持するために、宇宙の活用が一層不可欠になると考えられるため、この経済圏の成長ポテンシャルは大きなものになると考えております。
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一方で、このビジョンの実現には相応に長い時間がかかると予想されます。そして私たちのビジネスは、様々な不確実性を伴い、今後何らかの失敗を伴う可能性も否定できません。
しかし、私たちはそれらの不確実性や失敗を恐れません。先駆者として新たな産業の大きなポテンシャルを信じ、切り拓く時、それらのリスクは避けて通れない過程なのです。「失敗」そのものが悪なのではなく、大切なことは、いかにその「失敗」から学び、価値を見出し、確実に次の進化へと繋げられるかです。技術の革新や新産業は、その先にしか生まれないことを私たちは知っています。