Space quartersは、宇宙ステーションのモジュールや大型アンテナなどの構造物を宇宙空間で溶接を用いた組み立ての技術および事業の開発を行っている。
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現在、Space Xを中心に宇宙への輸送技術で技術革新が起こっているという。そして、2026年には米国民間企業(Axiom Space)による民間宇宙ステーションの運用が始まり、2030年以降NASAの民間宇宙ステーション支援が始まることになっている。こうした動きを背景に、多数の大手企業やスタートアップが、多くの人が宇宙で活動するための大型建造物の建築プロジェクトを進めている。
しかし、構想の中には、既存技術のみでは宇宙に輸送可能な構造のサイズ制限、スペースデブリへの安全性の観点などから実現が困難なものも多くあるという。
Space quartersは、多くの人が宇宙に行く時代を実現する解決方法として、宇宙空間での溶接技術を用いた大型構造体の建築技術の開発を行っている。同社によると、現在は、建築サービスの実現のため、宇宙空間に適したElectron beam溶接機と、それを動かすロボットシステムの開発を進めている。
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今回のスカパーJSAT賞受賞は、空間という必要なインフラの整備を実現させ、有人の宇宙開発を大きく進め、通信を含む宇宙開発の市場全体を成長させるインパクトのある野心的な取り組みであることがS-booster2022において評価された。
今後は地上そして軌道での技術実証を通して技術を確立し、パートナー企業と連携し宇宙空間における大型インフラの建設を実施し、ビジョンである"人類が宇宙を生活圏とし可能性を広げ続ける世界"の実現を図っていくとしている。