株式会社KDDIテクノロジーは、設備・施設点検を自動化する取り組みとして、AI画像認識技術を活用したサビの自動検出技術、濃さ(濃度)と腐食面積率を分析する技術を開発した。
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ディープラーニングを用いた画像認識技術を活用し、サビの輪郭まで含めた領域を検出する。
AIによるサビの自動検出技術
濃さの定量分析技術
サビの明度と彩度の情報を使ったアルゴリズムにより、サビの濃さを定量化。独自の物理モデルを用いて計算し、濃度に変換することで、人が目視で感じる濃さに近い値を出力できる。濃さに応じ、グラデーション表示で検出結果が表示されるため、色情報に関する詳細な分析が可能。
腐食面積率の分析技術
画像全体に対する割合を自動計算し、数値で表示する。
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株式会社KDDIテクノロジー 開発4部 森 英一氏は、次のようにコメントしている。
これまでにやりとりしたお客様は、分析業務についても内製化したいという意向が高く、設備・施設のサビ点検において、お客様が数値化されたデータを用いて、詳細に分析できるように本技術を開発しました。
最終的には設備・施設点検の完全自動化、故障予知の自動化を目指し、更なる機能追加開発を続けていきます。