BLΛNDEつくば並木店で実稼働する自律型協働ロボット「PEER」
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GROUND株式会社は、株式会社カスミへ自律型協働ロボット「PEER(ピア)」を納入したことを発表した。
カスミが1月28日に新規開店するスーパーマーケット「BLΛNDEつくば並木店」で、提供するネットスーパーサービスにおけるピッキング支援ソリューションとして、「PEER」を実稼働させるという。ネットスーパー向けピッキング支援に自律型協働ロボットを応用するのは、日本初。
PEERは、ロボットと人が協働でピッキング作業を行うことで省人化を図るソリューション。
タブレット操作により、作業者のピッキング効率の向上、人為的ミスの低減、わずかなトレーニング時間での作業習熟を実現。
先端のSLAM技術※1がカメラおよびLiDAR※2からの情報を融合させ、
リアルタイムにロボット自身が位置情報を取得。人と協働しながら作業支援できる。
また、経路情報を設定することなく自律走行できるため、経路上の障害物を回避した最適な経路を選定する。
施設内の作業オペレーションやレイアウトの大幅な変更をすることなく、スピーディーに導入でき、ニーズに合わせて、フレキシブルにPEERの台数を増減できる。
食品スーパーをはじめとする地域密着型の小売業では、近隣居住者による労働力に依存しており、業務の高度化・複雑化に伴い、従業員一人あたりの生産性向上が急務となっている中、PEERによる労働支援に期待が高まっている。
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※1:Simultaneous Localization and Mappingの略。センサーによって周囲環境を把握し、マップをつくりつつ、取得したデータをもとにロボットの自身の位置も推定する技術。
2:光センサー技術。
GROUND代表取締役社長CEO 宮田啓友のコメント
新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の中で、食料品宅配サービスをはじめとする非接触型の商取引が拡大しています。このような状況の中、カスミ様の新業態店舗において、日本で初めてとなる実店舗での自律型協働ロボットの導入を迎えることができ、大変嬉しく思っています。
「PEER」は、カスミ様が展開される「オンラインデリバリー」における大幅な業務効率化の一助となると確信しています。今後は、食品スーパーのみならず、ホームセンター、専門店など、あらゆる業態で「PEER」の活用が進むことを期待しています。
両社で小売業におけるDXに取り組むとともに、我々のビジョンである「すべての人にとって永久に持続可能な物流の未来へ」に基づき、事業を加速させてまいります。
カスミ代表取締役社長 山本慎一郎氏のコメント
我々が検討を進めているMFC(マイクロ・フルフィルメント・センター)に向けたマイルストーンとして、商品のピッキング作業の業務支援でDXを活用した取り組みの一つとして「PEER」を採用いたしました。
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新業態店舗2店舗へ先行導入し、まずは店内作業のピッキング支援での有効性を実地検証し、今後の新規プランへ発展させてまいります。