写真はACSLの中型ドローン「ACSL-PF2」
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株式会社自律制御システム研究所(以下:ACSL)と日本郵便株式会社、日本郵政キャピタル株式会社は、郵便・物流領域での連携を強化することを目的に業務提携契約を締結した。また、日本郵政キャピタルとACSLは、ACSLと日本郵便間の関係を強化するため、日本郵政キャピタルによるACSLへの出資を内容とする株式引受契約(業務提携契約と総称して資本・業務提携)を締結した。
同提携では、ACSLが持つ国産産業用ドローンメーカーとしての技術・運航ノウハウと、日本郵便の郵便局・物流ネットワークをかけ合わせることで、配送物の差し出しやすさ・受け取りやすさを追求する。日本郵便にとっては、共創プラットフォームの実現に向けた戦略的なDXであり、オペレーション改革投資(ITや施設・設備)の一環になるという。
両社では、ドローン等の自動配送による「配送高度化」をはじめとして、先端技術による配達ネットワークの高度化に向けた検討と取組を継続的に推進し、同提携を契機として、ドローンによる郵便物や荷物の配送の実用化を目指すとしている。
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■概要
(1)日本郵便、日本郵政キャピタルおよびACSLとの業務提携
- ACSLにおける物流専門部署の組成並びに同物流専門部署および日本郵便によるドローン配送の実用化に向けた更なる推進
- ACSLにおける郵便・物流の効率的なオペレーションを可能とする機体システムの開発および日本郵便への供給
- ドローンの各種認証取得に向けた協力体制の構築
(2)日本郵政キャピタルおよびACSLとの資本提携合意
- 日本郵政キャピタルによるACSLの株式の引受け
ACSLと日本郵便は、このほか配送ロボットとの連携も含めた効率的な配送方法の検討を始めとした、企業価値の向上に寄与する戦略的な提携について協議、検討予定。
■出資の概要
- 出資方法:第三者割当増資による募集株式の引受け
- 引受株式数:1,259千株
- 出資金の額:2,999百万円
- 出資比率:10.36%
- 出資金の払込期日:2021年7月5日(月)(予定)