2020年は、簡単に海外旅行に行くことができない。そんな中、KLMオランダ航空は9月7日、デルフト工科大学と2040年以降の実用化を目指す次世代旅客機「Flying-V」のプロトタイプ・スケールモデルが、8月に初飛行したことを明らかにした。KLMは2019年10月、KLM創立100周年記念事業の期間中に2040年就航を目指し「Flying-V」を発表した。現在、Airbusを含む複数のパートナーがプロジェクトに参加している。
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Flying-Vは、エネルギー効率の高い長距離輸送機の設計になっている。この機体デザインは、乗客室、貨物室、燃料タンクを翼の中に統合し、壮大なV字型のデザインとなっている。
シュミレーションによると、空力的な形状の改善と機体の軽量化により、現在の最先端航空機と比較しても燃料消費量を20%削減できると予測されている。
TUデルフトの研究者、エンジニア、ドローンパイロットからなるチームが、プロトタイプ・スケールモデル初のテスト飛行のためにドイツの航空基地に向かった。
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私たちはFlying-Vの飛行特性に非常に興味を持っていました。このデザインは、私たちが持続可能性を向上させるために行っていること、そしてこれから行うことすべてを象徴する「Fly Responsibly」という私たちの取り組みに合致しています。
航空部門をより持続可能なものにするには、自分たちだけではできませんが、一緒にやらなければなりません。
パートナーと協力し、知識を共有することで、私たちはさらに先に進むことができます。だからこそ、すべてのパートナーと一緒にFlying-Vのコンセプトをさらに発展させていきたいと考えています。次のステップは、持続可能な燃料でFlying-Vを飛ばすことです。
とKLMオランダ航空社長兼CEOのピーター・エルバース氏はコメントしている。